おはようございます。
こんにちは。
こんばんは。
おやすみなさい。
CAVESKIMBOARDのホームページをご覧いただいた方は気になってるかと思います。
今回は、CAVEのほぼ凹まないデッキについて素材の話を少々。
とは言ってもまだまだ僕なんてシェイパーとしての道を歩み始めたばかりの人間なので悪しからず。
僕は同一スキムボードメーカーのライダーを経て色々な素材のボードに乗ってきた経緯があります。
同じ銘柄で色々なボードに乗れることは素材、シェイプの違いを見つけやすいです。
ボードの素材に関しては企業秘密な部分もあるので多くは語れませんけどね。
これが違うメーカーのボードを乗り比べるとなると違いが出て当たり前になるんです。
工法や使ってる素材が同一とは限りませんし、ロッカーやレールの形状すら違いますからね。
もちろんお国柄も出ます。
有名海外メーカーの中には、よくもまぁ明らかにこんなにヨレたクロスをラミネートしたなってボードも見かけます。
しかもそれを普通に売ってますから。
精神的ダメージを与えないように、思ってるだけで言いませんけど🫢
僕は考えてボードに乗るよりも感覚派なので実際に乗ってみるまでは何も信じない派です。
なので噂話や机上の空論は論外、実際に自分の目で見ないと信じない人間です。
そんなこんなで波乗りの道具はざっくり分けてガラスクロス、カーボンクロスとあるわけですけど、そこからさらにEグラス、Sグラス、3K、4Kとかいろんな素材に枝分かれしていきます。
さらにその中にも細く番手とかあるわけで、メーカーによってもその特性が細かくあります。
その中でもスキムボーダーには特に好まれるカーボン素材。
人それぞれ感じ方は違いますが、カーボンボードに乗ると硬くてやりたい動作に対しての反応が良いのを体感できます。
それは大きなメリットでもあります。
ピグメントカラーで着色しないクリア樹脂ならばカーボンの織目が見えて素材そのものの見栄えがとても良いです。
レーシングカーというか、インダストリアル感があるなと個人的に思います。
しかし、カーボンは攻撃的でもあって硬いので膝に来るんです。
長年スキムをして老いてきてるのもあるんですけど、ボードが受けるインパクトが脚に伝わるのでそれが蓄積されるというか、とにかく膝とか関節に来るんです。
マザースキムボードのライダーをしていてフルカーボン、カーボンとガラスクロスのハイブリッド構成、フルグラスとあるわけですけど、僕はハイブリッドを主に使ってルーティンとしてフルグラスも併用していました。
ここぞというところはハイブリッド構成で攻めるということをしていたのですけど、フルEグラスであるマザーのベーシックは硬いボードにはない楽しさがあるなと前々から思っていました。
値段はフルカーボンの約半額ですよ‼︎
なのに楽しく感じるって?
この感覚って何なんだろうって自分で板を作りたいと思った時にそこにフォーカスしてフルEグラスで何かできないかと思いました。
しかもEグラスは価格も抑えられる。
しかし、グラス系のボードはデッキ面へのフットマーク、凹みが気になる。
Sグラスでさえ長く使うと使用感が出てしまう。
スキムボード協会のインタビューのシーンに赤いベーシックのフットマークがボトム面にまで到達してボトムに凸形状が出てしまったのをお見せしました。
これはマザーが悪いとかじゃなくて、スキムボードはフォームがサーフボードみたいに厚くないのでフットマークをフォームが吸収しきれず、素材の柔らかさとともにボトムにまで達してしまったのではとあくまでも推測です。
フットマークはそれが味といえばそうなのだけど、古い車でもボディは凹ませず綺麗な状態を保ちたいじゃないですか?
僕はボードに対してもそんな想いです。
大会の時なんかはインサイドに大きめな砂利があったら0.5ポイント削られても砂利のところは乗り切らずにボードから降りたいくらいです。
でも大抵波の良いところには大きめな砂利があったりするので辛いところ。
話を戻すと、その反面カーボンボードはフットマークができないわけではないけどつきにくいですね。
でもやはりカーボンボードは高価!
カーボン素材自体には興味はあるけど、カーボンボードを作りたいとかは今はあまりなくて何か違う視点で板をシェイプできなかなと、当時色々調べたんです。
一丁前にCAVESKIMBOARDの企業秘密なので詳しくは言いませんが、価格を抑えるならEグラスが間違いないのは確かです。
でもEグラスが高価な素材に比べて本当に弱くて、ビギナー向けなイメージの素材なのか?
確かに価格は安いものではないけど、スキムボードの中では初めて購入するには手を出しやすくはあります。
あ、1万円以下で買えるウッドボードは論外です。
たまたまウッドボードを使ってた人がいたので乗ったことありますけど、いろんな意味で凄すぎてショックを受けました。
フラットスキムなら良いのでしょうけど。
安くてとっつきやすいですけど、ウェーブライドをスキムボードでしたいなら多少投資してでもガラスクロスをレジンでラミネートされたボードを購入する方が100万倍良いです。
そこでスキムボードがこんなものかとなるか、ヤバい!楽しすぎるってなるかの選択肢でもあります。
話が逸れました。
そこで僕はビギナー向けであるイメージが強い?Eグラスでももっと面白いボードが作れるんじゃないかなって思って作ったのがClassicと命名したClassicシリーズです。
なぜClassicと命名したかというと、サーフィンって長い歴史がありますよね。
そんな昔から使われてるサーフィンと同じ素材をチョイスしたからです。
そしてスキムボードは波で砂浜に打ちつけられたり大きめの砂利や、もはや石⁉︎の上を滑ってしまったり、かなり過酷な使用環境なのでそれなりに強度が必要な素材が必要ということで、サーフボードに使われそれが属にクラシックと呼ばれていることからヒントを得たのも由来です。
今回は素材のお話しなのでアウトライン云々の話ではなくて、素材からスキムボードの楽しさ、可能性を見直すって感じですね。
アウトラインは後からでも考えられますから。
まずは実際にスキムボードをシェイプして形にして僕のライディングに耐えられるのかを試す事にして、乗ってすぐに折れましたとか、思い通りのライディングができませんじゃお話になりませんからね。
とりあえず何回か乗って火力の大きな波にも耐えれたし、スキムボードとしては合格💮
続いては、デッキにできるフットマークをいかにつかないようにするか。
Classicシリーズの各アウトラインの初号機、SquashとArrowsとPinには一年以上乗っていますが、僕が作ったフルEグラスのボードでもデッキにフットマークによる凹みはほとんどついてません。
テストライドは実際にこんなことをしています↓
波のリップからオーリー着地ってボードにすごく負荷がかかるんですよ。
一年以上このライディングを繰り返していると、デッキパッドを貼っていないEグラスのボードだと踵の部分にクラック入ります。
これホントです。
経験者は語る。
しかし、僕が製作したCAVESKIMBOARDのデッキはそんな心配は無用です!
この問題もほぼクリアしました💮
僕自身もEグラスで凹まないデッキが作れるかは正直半信半疑だったんですよ。
シェイパーになりたい一心で準備も進めてましたから後戻りはできいない、やるしかないって感じでした。
なぜこんなに懐疑的だったかというと、マザーライダーの頃にベーシックをさらに頑丈なEグラスで巻いて作ってもらったことがあったんです。
でも何回か乗ったらやはりフットマークが出来始めて、結果、通常のベーシックと同じ感じにフットマークが仕上がってしまったという経験もしていたので、素材選びはかなり悩んではいました。
それが懐疑的だった理由です。
でもやはりあのEグラスの楽しさには拘りたくてClassicの完成に行き着いたと言った感じですね。
しかも価格を抑えてのリリースも可能になったので、相談に乗ってくださった繊維メーカーさんにはとても感謝しています。
ホームページにもデッキのフットマークの比較画像を載せてあるのですけど、この記事にも載せておきますね↓
いかがですか?
懐疑的な方は是非、CAVESKIMBOARDを手に取って使い倒してみてください!
素材の話に関してはとても奥が深いです。
素材にはデータシートに強度なんかが数値化されていますが、実際に形にして使ってみないとわからないです。
僕は文系育ちの人間なので計算とかとても苦手で、案ずるよりも産むが易しって考えなのでとにかくやってみる。
スキムボードもスキルアップするには考えるよりもやってみる!
そんな感じです。
なんていうんですかね、物事にはこれは良くてこれは良くないって考えがあったんですけど、ボードシェイプに携わるようになってからは、波乗りには正解は無いって思うようになりました。
波の良し悪しも明らかにヨレたクロスを使っていようがその波に乗る、それを使ってくれる人がいるならそれで良いじゃないかって感じです。
各メーカー、シェイパーさんがボードを完成させるアプローチはそれぞれですし、同じものなんて一つもないからボード選びも楽しくなるんですよね。
まだまだフォームとかレジンとか色々な素材がスキムボードには使われているけどこれはまたいつの日にか。
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