最近暑さも尋常ならざる程になり、妙に体力が落ちてきた感じが致しております。
前回の続きですが、結局一つの仮説として、小村寿太郎によって満鉄共同参画の道を閉ざされた、当時の鉄道王がアメリカ政府に事の次第を報告し、オレンジ計画の最終目標が日本壊滅へと変更になったと考えるのは、極めて筋が通っていると思います。
確かに、太平洋戦争によって、オレンジ計画の目的は達成されたとは思うのですが、ここ20年ほどのアメリカの動きを見ていると、何故戦後80年間もの間、1万キロ離れた日本列島に莫大な駐留経費をかけて軍を置き続けてきたのか、次第に理解よりも疑問の方が大きくなってきました。
ビジネスマンを自称するトランプが、ウクライナに対してレアアースを奪うために一芝居打ったことは知っていると思いますが、ウクライナに政治工作をしたのがトランプ政権ではなかったとはいえ、その前、前の前の政権がウクライナの親ロシア政権を打倒し、西側寄りの政権を樹立することに数千億ドルかけた理由は、西側の対ロシア防衛という安全保障だけの理由ではペイしない投資?であったことは間違いなく、結局のところ政権がトランプになってみたら、「いやいや、これ(レアアース)で投資金を回収できるじゃないの!と考えるのは、商売人としては必然なことだと思うのです。
では、30年もかけて練りに練った日本殲滅計画には、アメリカにとってどれほどの経済価値が見込めたのか?
と考えると、極めて不自然であります。
資源は殆どなく、あるのは優秀な人材のみ。
おまけに実際戦ってみたら、恐ろしく手強い相手であった。
実際、オレンジ計画では40発ほどの原爆を投下するという記述もあったようで、それをたった二発で終わらせたことをトルーマンは不本意であったような発言もある。
真のアメリカ政府の狙いは、中国市場だったのだとすれば、日本より南方の島を補給拠点として確保できれば目的は達成できたはずで、それをせず、日本を占領統治し、7000冊以上の焚書を行い、わざわざ法的根拠皆無の東京裁判を行い、10万人ほどの駐留軍を置き、大使館を通じて日本を実質的な政治支配下に置くということまでやったのは、あまりにも遠回りなやり口だと言わざるを得ない。
これらの問いに対する答えとして考えられることは、1920年代までの「不戦主義、非同盟主義」が根底にあって、公然と対外侵略を実行することが国内の世論的に許されなかった、としか考えようがなく、結局中国市場を奪うために冷戦下でとったような、時の中国政府に裏からの軍事支援という形でしか関与できなかったと考えるのが筋であるような気がする。
実際オレンジ計画では、先に日本に攻めさせる、という段階が記述されており、戦争をしたくてたまらなかったルーズベルトは、真珠湾攻撃の報を聞いた時ほくそ笑んだらしい。
「リメンバー・パールハーバー」というポピュリズムを起こし、太平洋方面だけでなく、対ドイツ戦にも参入し、戦後唯一戦災を全くと言っていいほど受けなかったアメリカだけが、世界の工場として君臨したわけである。
確かに、戦後80年を通観すれば、日本はアメリカにひれ伏し、それまでどこの国もしてこなかった戦争への反省をさせられ、大人しく経済活動に専念し、短期間に国力を回復してきたわけだが、ある意味、日本はアメリカを利用するだけ利用してきた、とも言えなくもないのである。
恐らくアメリカにとって最良の期間は50年代から60年代前半までだったと思われる。以降、共産主義との冷戦を通し、ベトナム戦争を75年まで戦い、結局なんの果実も得られぬまま。世界はこれを「アメリカの敗退」と認識しているが、どうもアメリカ国内ではそうなっていないらしい。(昨日のどっかのTV局でやってた、アメリカ人に対するインタビューによる)
実際、ベトナム戦争期間中、猛烈な反戦運動が起き、戦後徴兵制は廃止され、現在は士官クラスより下は志願兵と傭兵によって部隊編成がなされている。このことの意味するところは、アメリカは国のために戦う軍隊ではなく、「金のために動く」部隊となってしまった、ということだ。
それがものの見事にはまったのは、90年前後のソ連崩壊であり、その後のネオコン、グローバリストによる旧ソ連の国営企業略奪であり、総額22兆ドルが流出、お陰でロシア人の自殺率向上、平均寿命が50歳代へと極端に低下という現象。そしてイラク戦争、アフガンなど今の現役世代の方も耳にしたことがある紛争にどっぷりとつかって行ったわけだ。
そして、そのほとんどの介入は「勝利」を高らかに歌えるものとは言い難いものであり、一説ではイラクで300万人を殺しまくり、当時のオルブライトが「必要なコストだ」と言い放つ始末である。
アテクシが最初に入った会社では、70年代にイラクに駐在した経験を持つ方が上司で、いろいろ話を聞いたことがありますが、当時はとてもいい国だったそうです。
現在は残念ながら、渡航制限がかかるほど治安が悪く、シーア派過激派が跋扈しているそう。中国とどっちが危険なんだ?
かなり速足でアメリカを概観したつもりですが、日本人というあまり裏表がない民族にとっては、表面的に他民族を見ると危険な国だということが少~しだけ、伝えることができたでしょうかね?
あと少し付け足しておくべきことがあるとすれば、オルブライトにせよ、ウクライナ工作の先鋒として動いていたヌーランドにせよ、少なくとも他国の政府転覆を図る工作を指示した人間は旧コメコン諸国出身のユダヤ系です。
もう、ソ連憎しで凝り固まっている。
まあ、ウソだと思うなら、調べてみてください。
今の反参政党運動で「差別主義」批判をしている方の内、心の底から博愛主義、人道主義で運動に参加されている方は、是非多方面からの情報を受け入れるよう心掛けることをお勧め申し上げます。世界はそんなに甘くはありません。まあ、運動に参加してお金もらっているなら、話は違ってきますが。
最後の興味深いお話として、ある作家が「平和」という言葉はイデオロギーに直結する、という話をしていたそうです。動画もあるのですが、毎度のごとく探すのがメンドクサイので、上のセンテンスまで。どういう事を意味するのか?は個々人でお考えいただけると、いつか答えに導かれると思います。
終戦の日にちなんだお話は今日でおわり
それでは
あーめん