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未来予想図

近い未来を言い当てることができると、人間、幸せに生きられるのじゃないか?というコンセプトのもと、いろいろ明るい未来について書きまくっています。

前回投稿がいつだったのか?もう忘れてしまっている位に間が開いてしまいましたが、この間、色々なことが起こっております。

 

表題にあることは、実はあまり本質的なことでなく、実際、この投稿お休み期間中に入手したなかなかの良書がなければ、バカな日本のマスコミの世間誘導に引っかかっておったかもしれません。

 

良書の内容を明かす前に、今回のトランプ関税について言及すると、ここ2年ほどの急激な為替の円安傾向との兼ね合いで考えれば、実質的な日本製品の米国内の消費者価格は大した価格差にはならないと考えられなくもないわけで、ある意味、国内自動車産業を守るために、農業を犠牲にするようなことの方が、よっぽどまずいことになるのでは?と思慮するわけ。

 

まあ、おそらく日産、三菱を除く自動車メーカーは日本を見捨てる決断することも視野に入れてる可能性もあるわけで、まあ、その場合、困るのは下請けと税収が落ちる国となるわけだが、輸出企業への消費税還付金の隠れた恩典を切り捨てたところで、彼らの売り上げ規模からすると屁のツッパリにもなりませんからね。実際豊田税務署は全国で断トツの還付金超過で有名です。

 

ということで、話を戻しますが、書名は「エマニュエル・トッド著「西洋の敗北」です。これを推薦したのは伊藤貫氏ですが、推薦人である当の本人も告白してる通り、この書の内容すべてに同意しているわけではないそうです。

 

 

実際この書に辿り着いたのは、トランプ関税問題からではなく、ウクライナ戦争のことを調べているうちなのですが、この書を読むと、一見脈絡のないウクライナ戦争とトランプ関税の関連が見えてくるのだから不思議である。

 

ということで、これまでのアテクシ自身の投稿を振り返ってみるに、この書の内容がかなりシンクロしていることに驚愕した。が、さすがにトッドは学者である。これを世界の各種統計をもとに包括的に体系化しているのだから、あながち凡人的視点が世界情勢を見る切り口としては誤りではないことに多少の安堵を覚えております。

 

さて、アテクシ的には、今後いかような道筋で自民党が崩壊し、次なる時代が生まれるのか?という視点を持っておるのですが、黒船来航以降に見るように、日本史的には自国内の自発的な改革というのは、ほぼ不可能。特に最大障壁である、消費税撤廃議論に風穴を開けるには、昔の農民一揆のような暴力的動きが起きにくい現状では、トランプの日本に対するあてずっぽうな非関税障壁の指摘などの外圧に頼るしかない。

 

実際、日本だけでこの歴史的事実を認識しておったわけですが、トッドによれば、民族ごとに異なる家族制度に由来する(トッドの出発点は世界中の家族制度研究からで、これが各民族に歴史展開に影響を与えているということである。)らしく、ここからはアテクシの個人的推論であるが、島国という逃げ場のない地理的環境の中で、家父長制の維持という社会的共通理念の支配下では、親に、まあ、とどのつまりは幕藩体制という国家理念への絶対服従下のもとでは、社会変革という巨大なリノベーションは国民的な経済困窮がない限り起き得ない現象なのでしょう。

 

結果として国の大方針が決まれば、イノベーションはいわゆるトヨタのカンバン方式的なものへ昇華する方向に進まざるを得ないのだが、実はこれが町工場のような世界に類を見ない日本製品を支える品質の源となっているようである。

 

余談であるが、最近のラップ調のミュージック界やドラマなどのクリエーターはこういう日本の特徴を確実に捉えているように思えてならない。まあ、暴動につながるより、こういった方面での表現が拡散する方が、極めて平和的であるのは確かだが、財務省という国政のラスボスを打ち倒すためのルートとなり得るか?と問われれば、国民的気分の向上にはつながれども、政治家という利権と癒着した身分であり、唯一法で認められた制度変革の権利者を動かすことにはつながる気配はないように思われる。

 

まあ、そういった意味で、バカなのか、それとも聖者なのかわからないトランプをどう利用するかが、日本変革のカギなのかもしれない。

 

この切り口から広がる論評はとてつもなく広大であるので、これから先、手を変え品を変えながらおもむろに個人的な見解を述べて行こうかなっと思っておりやす。

 

 

ちなみに、トッドの「西洋の敗北」は、この手の書を苦手とする方には敷居が高いのではありますが、こういった方面に関心をお持ちであれば、彼の文章は論旨が明快なので、一年かけて読むつもりで手に取っていただければよろしいかと。

 

ちなみにちなみに、ウィキで「エマニュエルトッド」と検索すると、彼の根底理論である世界の家族制度について、かなり突っ込んだ解説が掲載されているので、ご参考まで。

 

 

 

それでは

 

 

合掌