『トランスポーター2』(仏題:Le Transporteur 2, 英題:Transporter 2)

公開 2005年8月3日

製作会社 ヨーロッパ・コープ

             20世紀フォックス

配給 ヨーロッパ・コープ

       20世紀フォックス

       アスミック・エース

製作国 フランス

          アメリカ合衆国

上映時間 88分

【スタッフ】

製作・脚本:リュック・ベッソン

監督:ルイ・レテリエ

格闘振付:シリル・ラファエリ

製作:リュック・ベッソン スティーヴ・チャスマン

ほか

【キャスト】

フランク・マーティン - ジェイソン・ステイサム ジャンニ - アレッサンドロ・ガスマン

ローラ - ケイト・ノタ

オードリー・ビリングス - アンバー・ヴァレッタ

ジェファーソン・ビリングス - マシュー・モディーン

【あらすじ】
フランク・マーティンは、どんな依頼品でも確実に届けるプロの運び屋として数々の契約を遂行してきた。
彼は運び屋から足を洗う決意でマイアミへやってきた。連邦麻薬対策委員長ジェファーソン・ビリングスから、休暇に入った運転手の代わりにの息子ジャックの通学の際の送迎を頼まれる。
ジャックを連れて行った病院で麻薬カルテルの意を受けた国際テロリスト集団の「医師」と女テロリスト・ローラがいきなり発砲。危機一髪難を逃れて自宅前に着いたが、脅迫電話がかかり、子どもの命が惜しければ指定した場所に連れてこいという。命令でたどり着いたのはアジトだった。ボスのジャンニは謎の薬品をジャックに注射する。ジャックの両親は危機的状態で、父はフランクが金目当てで誘拐したと疑う。
ジャックは家族の許へ無事帰ったが、正体不明の熱に襲われ、両親も咳が止まらなくなる。フランクが注射液の正体を調べ、究極の殺人ウイルスということが判明。アジトにある解毒剤を一つだけ手に入れ、ジャックに注射。父は大統領も参加するという麻薬撲滅サミットに出席する予定で、ジャンニは空気感染によって出席者と大統領を暗殺しようとしていた。フランクがアジトに現れる。解毒剤をひとつだけの容器として体に入れたジャンニがヘリで逃走するが、フランク追いかけ、離陸した飛行機に乗込む。
【コメント】
人気シリーズ『トランスポーター』だが、一作目はさしたるヒットはしなかった。しかし、DVDとして発売されると大きな反響を呼び、二作目が制作されることとなった。
一作目の相手は、人身売買を行う組織だったが、二作目はスケールアップして、相手は国際テロ組織で、武器は殺人ウイルスである。
ともかく、カーアクションも素手による殺陣も、最初から最後まで、ありえない展開が続く。しかしも、今回の最大の敵役は、冷酷無比なブランド美人のヒットウーマンで、出血大サービスという感じだ。
私は子供の頃からのブルースリーの大ファンで、殺陣の徒手アクションは、どうしたってあれを超えるものはないので、冷静に観てしまうが、『ジョンウィック』などよりも、地に足が着いている感じで、アクション映画好きには堪らないのではないだろうか。