チャーチル&ヘミングウェイ | Cavelog

チャーチル&ヘミングウェイ


「チャーチル」というスコッチウイスキーを使うカクテルがあります。
このカクテル名は、
第2次世界大戦時イギリス国民の間では評判は悪かったらしいですが、
決断力を買われて首相になり、
イギリスの危機を救ったウィンストン・チャーチルからきています。

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チャーチルはエクストラ・ドライ・マティーニにこだわったことでも知られ、
ジンを注いだグラスにベルモットのボトルの影を映しただけで、
極上の一杯と言ったという話は有名です。
…マティーニじゃなくて、ジンのストレートですね。

酒同様に愛した葉巻にも名をとどめ、
キューバ産ロメオYジュリエッタのチャーチルズは、彼に敬意を表して命名されたもの。
好んだ葉巻の大きさがチャーチル・サイズといわれています。

文才のあったチャーチルは『第二次世界大戦回想録』を著し、
1953年のノーベル文学賞を受けています。
翌年の54年の受賞者はヘミングウェイで、彼が酒好きだったこともよく知られています。

作品の中にも数多くの酒が散りばめられており、
15対1の超辛口マティーニやフローズン・ダイキリなどが登場し、世界に広めました。

ヘミングウェイは葉巻の地ハバナに22年も住んでいましたが、葉巻を吸わなかったそうです。

自らもカクテルを考案し、
雑誌エスカイアで紹介されたのがペルノとシャンパンで作る「ヘミングウェイ」です。
別名は"Death in the Afternoon"『午後の死』で
ヘミングウェイの短編小説の題名からきています。

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