ゲストが集い(定員8名MAX)、『満KAN全席』開宴。まずはドンペリニヨンで乾杯。
抜栓すると、部屋中に芳醇な香りが漂いました。味わいも、素晴らしく奥行きがあります。
今回、4種類のワインとのマリアージュをテーマに、4種類のフィンガーフードをプロデュースしてくれたムッシュ・エビサワ。
ドンペリニヨンと共に堪能した一皿目は、「トリュフとパルミジャーノ・レッジャーノのクロスティーニ」。
オーブンで焼かれた香ばしいチーズに、トリュフが支配的に融合してました。
料理とワインのマリアージュについて。
どちらか一方の個性で、相手の個性を打ち消してはいけないのは鉄則ですが、さらに、足し算ではなく、掛け算で、それぞれの美味しさを高めあうのが、素晴らしい組み合わせ。
ふくよかなドンペリニヨンの味わいに、この一皿は抜群のバランス。さすがエビ氏。さすが、ぽっちゃりしてる食いしん坊。
会話を楽しみながら、ゆっくりとしたペースで2本目。ピュリニー・モンラッシェです。
これぞ、美味しいシャルドネ。丸みのあるボディに、程よい酸味。
これまた飲みごたえのある白に合わせる一皿は、「甲州地鶏のスモークとサン・ネクテールのブロシェット」。
今回、チーズのチョイスにエビ氏のこだわりを感じます。そして、全体的に食べやすいスタイルの演出もニクい。味だけでなく、食べる動作って言うか、行為までも考慮されてる、トータルな創作料理だと思います。
そして3本目。ブルゴーニュの赤(やっぱり伝統のあるフランス産が好きで、今回、他の国のワインは一切、考えませんでした)。このランクのピノ・ノワールは本当に美味しい。繊細で複雑。
思い入れや、うんちくを語っている僕。
エビ氏の一皿は「蛤とキノコのブルゴーニュ風」。エスカルゴに使う、あのバターを使ってるわけです。
例えば、国内旅行に行っても実感しますが、地方の地酒と、その土地の料理ってやっぱり相性いいですよね。これが一番なんです。間違いなく。
そして、ワインの土っぽいニュアンスに、キノコがまた合う。エスカルゴじゃなく、国産の蛤っていうのは、エビ氏の遊び心ですね。さすが、ぽっちゃりしてるだけある。
そして、今回のメインはラスカーズ '88。ちょうど飲み頃だろう、と読んで、飲む直前で抜栓。時間と共に変化していくのも楽しみたい、っていう僕の個人的な好みもありますが。
コルクの表面にはびっしりとカビが。健全な湿度で保存されてたようです。味わいを確認してみて、コンディションは最高。僕、今までハズレを引いた事ないので、このへんの運には恵まれてるようです。
枯れたニュアンスに、力強いボディ。ちょうど良い果実味が生きていて、本当に素晴らしい1本でした。
エビ氏の逸品は、「山形牛イチボ肉のタルタル、すだちとふきのとうの香り」。
高級な肉を、シンプルに味わう贅沢な一皿。季節感がある和風テイスト。やられた!
僕がバッターだったなら、4打席目は、変化球にまんまとやられて三振っていう感じです。こう来るとは思わなかった。さすが、ぽっちゃりしてるだけある。
この頃、カンさんプロデュースのメイン・ディッシュも一緒に楽しんでいて、テーブルはすごく面白いレストランって感じ。こんな素晴らしい店ないでしょ?って思いました。
つづく・・・
抜栓すると、部屋中に芳醇な香りが漂いました。味わいも、素晴らしく奥行きがあります。
今回、4種類のワインとのマリアージュをテーマに、4種類のフィンガーフードをプロデュースしてくれたムッシュ・エビサワ。
ドンペリニヨンと共に堪能した一皿目は、「トリュフとパルミジャーノ・レッジャーノのクロスティーニ」。
オーブンで焼かれた香ばしいチーズに、トリュフが支配的に融合してました。
料理とワインのマリアージュについて。
どちらか一方の個性で、相手の個性を打ち消してはいけないのは鉄則ですが、さらに、足し算ではなく、掛け算で、それぞれの美味しさを高めあうのが、素晴らしい組み合わせ。
ふくよかなドンペリニヨンの味わいに、この一皿は抜群のバランス。さすがエビ氏。さすが、ぽっちゃりしてる食いしん坊。
会話を楽しみながら、ゆっくりとしたペースで2本目。ピュリニー・モンラッシェです。
これぞ、美味しいシャルドネ。丸みのあるボディに、程よい酸味。
これまた飲みごたえのある白に合わせる一皿は、「甲州地鶏のスモークとサン・ネクテールのブロシェット」。
今回、チーズのチョイスにエビ氏のこだわりを感じます。そして、全体的に食べやすいスタイルの演出もニクい。味だけでなく、食べる動作って言うか、行為までも考慮されてる、トータルな創作料理だと思います。
そして3本目。ブルゴーニュの赤(やっぱり伝統のあるフランス産が好きで、今回、他の国のワインは一切、考えませんでした)。このランクのピノ・ノワールは本当に美味しい。繊細で複雑。
思い入れや、うんちくを語っている僕。
エビ氏の一皿は「蛤とキノコのブルゴーニュ風」。エスカルゴに使う、あのバターを使ってるわけです。
例えば、国内旅行に行っても実感しますが、地方の地酒と、その土地の料理ってやっぱり相性いいですよね。これが一番なんです。間違いなく。
そして、ワインの土っぽいニュアンスに、キノコがまた合う。エスカルゴじゃなく、国産の蛤っていうのは、エビ氏の遊び心ですね。さすが、ぽっちゃりしてるだけある。
そして、今回のメインはラスカーズ '88。ちょうど飲み頃だろう、と読んで、飲む直前で抜栓。時間と共に変化していくのも楽しみたい、っていう僕の個人的な好みもありますが。
コルクの表面にはびっしりとカビが。健全な湿度で保存されてたようです。味わいを確認してみて、コンディションは最高。僕、今までハズレを引いた事ないので、このへんの運には恵まれてるようです。
枯れたニュアンスに、力強いボディ。ちょうど良い果実味が生きていて、本当に素晴らしい1本でした。
エビ氏の逸品は、「山形牛イチボ肉のタルタル、すだちとふきのとうの香り」。
高級な肉を、シンプルに味わう贅沢な一皿。季節感がある和風テイスト。やられた!
僕がバッターだったなら、4打席目は、変化球にまんまとやられて三振っていう感じです。こう来るとは思わなかった。さすが、ぽっちゃりしてるだけある。
この頃、カンさんプロデュースのメイン・ディッシュも一緒に楽しんでいて、テーブルはすごく面白いレストランって感じ。こんな素晴らしい店ないでしょ?って思いました。
つづく・・・