父と、浅草へ。

数日前の出来事。

仕事中、携帯電話に父親からの着信が。

突然の電話は、母親を亡くした時の事を連想してしまって、ついつい「何か悪い知らせかも」と思ってしまうんだけど、「いま仕事で東京に来てるんだけど、何してる？」っていう、突然の誘いでした。

ちょうど、夕方からOFFだったので、待ち合わせをする事に。

一緒に東京観光でもしようと思ったんだけど（どこか喜びそうな場所を案内したいなと）、父親は昔から出張で毎年来てたりするので、僕よりも詳しかったりして（ほぼ制覇してるな）、けっきょく東京湾から浅草へ船で向かう事に。僕は初めてだったんだけど、父親は何度か乗ったことがあるみたい。逆に「乗ったこと無いんだったら連れてってやる」って調子で決定。

お台場を眺めつつ、船の中で「隅田川ヴァイツェン」を飲みながら、のんびりした時間。

ギリギリの高さで、橋をくぐってくぐって（ほんとギリギリで面白い。水かさが増した時はどうしてるんだろう？）、浅草に到着。


１０年以上も東京に住んでるけど、浅草は３回目ぐらい。そのうち一回は小学生の時だし。

夜の浅草は初めて。良いですね。

「夜ご飯は何を食べようか？」って事で考えたんだけど、喜びそうなものは浮かばず（国内の旨いものは、だいたい制覇してるからなぁ）、でも「もんじゃ」は食べた事ないらしい。じゃあ決定！って事で「もんじゃ」の店へ。

お好み焼きのほうが好きそうだったけど、楽しいディナーになりました。外でサシ飲みは、なかなか無いしな。


新幹線に乗る父親を東京駅まで見送って、けっきょく何も親孝行っぽい事はできなかったなと（いつまでたっても、何から何まで与えてもらってばっかりだ）少し不甲斐なく思いながらも、永遠に超えられそうもない大きな父親が、誇りでもあります。いつまでも元気でいて欲しいな。