なんとか時間を見つけて、渋谷のミレイ展に足を運びました。

http://www.bunkamura.co.jp/museum/lineup/08_jemillais/list.html


ミレイ展をというか、『オフィーリア』を見たかったので。



オフィーリアは、シェイクスピアの戯曲『ハムレット』に登場する悲劇のヒロイン。森で花を摘んでいる時に、小川に落ちて溺死する場面を描いています。

身につけているドレスが水を吸って、小川の底に沈んでいく(たしか原作はこういう表現)様子がリアルなんだけど、とにかく官能的で美しい死体。殉教者のポーズや、スミレやバラやケシなどの植物に、深い意味が込められていたり。


まず先にバックの風景を描いた後、水をはった浴槽にモデルを入れて、オフィーリアの姿を描いたんだって。メインの人物を後に描くこの方法は、ひじょうに珍しいのだとか。


やっぱりこの名画はとても人気があるようで、僕が足を運んだ時も入場制限してて(平日なのに)、オフィーリアの前はすごい人だかりでした。


他の作品も素晴らしかったです。とにかく美しい!









ミレイ展、26日までみたいですね。ロンドンまで行かないと見れない名画が、渋谷にあるなんて。これは凄い。