ギターケースをオーダーしよう(前編) | ギターの話である。当然のことながら。

ギターの話である。当然のことながら。

とっても解りやすい、エレクトリックギターに関することを書き綴ったブログです。
趣味であるヨーロッパやフェラーリのことにも触れたり触れなかったり。

こんばんは、nobuです。


最近、珍しく新幹線に長時間乗っていたのですが、
あれはいけませんね。




手持ちぶさたで、
いつの間にか手帳に意味不明な落書きを
描いてしまうはめになります。
まったく、恐ろしい・・・

さて、話は変わりますが、
久しくアメブロ更新をサボっていたおかげで、
ここで報告したつもりになっていて、
実際にはスルーしていたネタがいくつかあります。
(というか、そのことに気づきました)

今回は、そんなネタのひとつ、

ギターケース(ハード)をオーダーメイドしてみよう

というネタを紹介してみようかと思います。


恐らく、ギターはオーダーしても、
ギターケース(ハード)をオーダーで作ってもらうことは、
あまりないと思いますから、
何かの参考になれば幸いです。
ちなみに、長くなりそうなので、
前後編の2回にわけてお届けします。


ところで、ギターケースをオーダーで作ってもらうことは、
あまりないといっておきながらなんですが、
実は私、高校生の頃にも、
オーダーでギターケースを作って貰ったことがあります。
もちろん、そのときもハードケースでした。

なぜか?

それは、当時ギターもオーダーしていたのですが、
発注先がディバイザーだったので、
当然ながらケースもディバイザーのロゴ入りになるところ、
あのロゴのデザインが、どうしても気に入らなかったんですよね・・・

で、その問題を解決するために、









ロゴをディバイザーからフェンダーに替えて作る、というオーダーをすることにしました。世界にひとつだけ、自分だけのオリジナルギターケースの完成です。




・・・こ、高校生の発想ですからね。
ちなみに、アンプのパネルに使う、
あの立体的なプレートを使ってくれたので、
大変見映えもようございました。。。



それから20年近く。

ギターの本数も随分増え、
それにともなってギターケースも増えました。
もちろん全てハードケース!
初めは何だか高級感があって嬉しかったハードケースも、
段々嫌がらせか?というくらい場所をとるようになり、
ギターの部屋だけでなく、
ギターケースの部屋が必要になりつつある、
というところまで追い詰められました。



こ・・・

こんなに・・・


こんなにギター(ケース)が増えて、
苦しいのなら・・・
















ケースなどいらぬ!!







・・・というわけで、
PGMにオーダーするときは
ギターケースは付けないでもらうことにしたのですが、
ケースがないっていうことは、
つまり普段は・・・








こんなだったり、




こんなだったりする保管状況になってしまうわけです。
これは、あまり褒められた状況にはないですよね。

それに、よくよく考えると、
外観の素晴らしいギターって、
ギターケースも美しいんですよね。
どのブランドも手を抜いていない。
自分達のギターの価値を高めることにおいて、
抜かりはないわけです。

そもそも、しまってあるギターとの出会いって、
①ギターケースを見る
②ギターケースを開ける
③ギターケースに入ったギターを見る
という一連の流れだと思うのですが、
これって意外に重要だと思うんですよね。


なぜなら人間は第一印象で物事を測る動物であり、
そしてギターは、
プラシーボのカタマリ
なわけで、
目ための第一印象が良ければ、
その音に対するイメージも、
それに引きずられるように、
良くなっている可能性が高い、というわけです。
前述の外観においても優れたギター(PRSのような)は、
このことをよくわかった上でデザインしたケースを
採用しているように感じます。

まあ、実際に演奏者の気分で音も変わっちゃうわけですから、
これは侮れないと思うんですよね。


つまり、ケースを開けて中のギターを取り出すという一連の流れにおいて、

どういうプレゼンテーションが出来るのか?

ということは、
非常に重要(かもしれない)なわけです。


そして、優れたプレゼンテーションをするのであれば、
中身であるギターと、外身であるケースに
連続性や共通性が必要であり、
それでいて、ケースを開けたときの驚きや興奮を引き起こす意外性を隠し持ちつつ、
かつ、両者を高めあう統一美がないといけません。


つまり、


中身はディバイザー、外身はフェンダー、しかもパチもん

なんていうのは、
論外なわけであります。


このことに思い当たり、
一時はケースなどいらぬ!と荒廃していた私の魂は、
洗い浄められることになりました。

こうして、私はギターケースをオーダーすることを、
心に誓ったのでした。




後編につづく。