昨年10月29日から、保原ロータリークラブ50周年記念事業として、地元の協三工業で修復が進められていた、元福島交通軌道線のモハ1116の修復が完成、18日にお披露目会が行われました。
福島交通軌道線の車両は、鉄道ファン1971年8月号(通巻124)の記事、
「福島の軌道は消えゆ……」文・飯島巌氏
で廃止の様子がレポートされていますが、その59ページのグラビアで
「アバヨ馬ヅラ…」と紹介されています。
1067mmの軌間ながら車幅が狭く「馬の面」に似た風貌から「馬ヅラ」と呼ばれたようですが、確かに「馬ヅラ」は的を射ているように感じます。
鉄道ファン1971年8月号(通巻124)P59 写真:青島良之氏

18日、私は磐越西線に出撃していたため、見に行けませんでした。
21日の休みを利用し、綺麗になった「馬面くん」に会いに行ってきました。
「SL福が満開ふくしま号」の紹介が続いていたので、モハ1116「馬面くん」の紹介もやっと本日出来るようになりました。
綺麗になって伊達市保原に展示された、モハ1116。

保原中央公民館駐車場の一角、目立つ場所に展示されました。
「綺麗になった馬面くん」の顔をアップで。

綺麗になって、馬ヅラのモハ1116も歯をむき出して喜んでいるようです
18日は内部に入れたようですが、普段は窓越しに見るようになります。
昨年9月17日に訪問した時は、
保原中央公民館裏手に朽ち果て、痛々しい表情で半ば放置状態でした

車内もボロボロ。当時の広告が破かれないで残っていたのが救いでした。

路線図の周りは綺麗になっていますが、路線図は塗り直されずにそのまま掲示されています。
上、昨年9月17日、下4月21日。

モハ1116は現役時代の輝きを取り戻しました。

私が1971年に撮影した現役時代の福島交通軌道線は、奇しくもモハ1116でした。
以前紹介した写真の再掲載です。
雨ざらしですが、これからも綺麗なままで保存される事を願っております。
福島交通軌道線の車両では他に、
福島市立瀬上小学校にモハ1119が大切に保存されています。

2002年(平成14年)、瀬上小学校創立130周年を記念して、福島市に唯一残った福島交通軌道線車両として修復され、以降瀬上小学校PTA代々の人たちで綺麗にメンテナンスされていますので状態は大変良いです。
(小学校の校務室で許可をいただいて撮影しています)
霊山子供の村にもモハ1115が保存されていますが、私が訪れた時は入園できず現状は判りませんが、綺麗にされているようです。
福島交通軌道線廃止から44年、上:廃止記念乗車券、下:廃止記念の花電車。


福島交通軌道線で今まで残った、
霊山子供の村のモハ1115、保原中央公民館のモハ1116、瀬上小学校のモハ1119の3両。今後も綺麗な状態で保存される事を願っております。