本日は、今年を振り返る話題を一時休みまして、
「JR常磐線復興記念列車」が運行されている常磐線原ノ町駅と、原ノ町から上野方面のほんの一部ですが、「原発事故による常磐線不通区間の今」を紹介いたします。
「JR常磐線復興記念列車」は、南相馬市内の高校生が企画し、「原ノ町運輸区」に配置されている701系K618・K620・K625の3編成のうち、K620編成に幼稚園の子供たちが描いた絵をラッピング、12月21日~1月20日まで運行しています。
今日は残念ながら、K620編成は運行されていませんでした。
「原ノ町運輸区」に留置中のK620編成を、閉まる事のない踏切から覗いたところ、洗車を受けていました。
1、子供たちが描いた絵がラッピングされています。

「原ノ町運輸区」には洗車機はなく、人の手で洗車されていました。洗う方も大変です。
2、ラッピングを側面から…絵を強調するため画像を修正しています。

子供たちが描いた花の絵がラッピングされています。
3、K620編成が留置されている脇は常磐線の本線です。
ポイントの信号は点灯していますが…。列車が通るのいつになるのでしょうか?

ポイントの先、左側が下り線、右側が上り線です。
線路の先に見えるのが「原ノ町駅」です。
4、今日の「原ノ町~相馬間」運行は、K625編成で行われていました。
「原ノ町駅」に、132M・K625編成が到着しました。

震災で取り残された651系K202編成&415系K534編成を見て、K625編成が到着。
震災以来ずっとここに留まっている651系K202編成は錆が目立ってきました。
651系はスーパーひたちの運用を離れ(臨時で1往復だけ現在は復活していますが)、一部が大宮へ転属しましたが、このK202編成がこの地を去るのはいつの事になるのでしょうか?
5、折り返し、12:02発135Mとして701系K625編成は相馬を目指します。

留置線の415系1500番台K534編成4両に見送られ出発です。
その後、原ノ町駅を後にして、不通区間の「磐城太田駅」と「小高駅」を訪問してみました。
南相馬市小高区は、福島第一原子力発電所から20km圏内にあり、現在「避難指示解除準備区域」「居住制限区域」「帰還困難区域」が混在しています。
「小高駅周辺」は「避難指示解除準備区域」で自由に出入りする事が出来、現在は年末年始の一時帰宅が許されている期間になります。
しかし町の中には人影はまったくなく、静まり返っていました。町内には巡回しているパトカーや見回りの人たちだけが行き来しており、私は職務質問等は受けなかったものの、小高区内では、職務質問を受ける事もよくあるようです。
6、原ノ町駅の一つ上野寄り「磐城太田駅」です。

駅はたいへんきれいになっており、立ち木も手入れされて今日も列車が往来しているような雰囲気です。赤いポストも印象的でした。
7、ホームから線路に行ってみると、景色は一変します。

線路は赤さび、雑草が生い茂り、明らかに列車の往来がない様子が展開します。
ここはかつて、東北初の特急「はつかり」や「ゆうづる」「スーパーひたち」等が行き交った「一級の幹線…常磐線」である事を、張られた架線が主張しています。
8、小高駅は入口の戸も閉められひっそりしていました。

立派な駅舎が再び再開される日を待っています。駅前はきれいに掃除され、自販機なども荒らされた形跡はなく、きれいにされている事に感激しました。
9、花壇には、人々より一足先に帰ってきた、きれいな花が咲いています。

「おさきに花を咲かせましょう」…花が住人たちの帰宅を待っています。
10、閉まった入口の窓から、駅舎内を覗いてみました。
駅待合室の掲示物は、2011年(平成23年)3月11日から時が止まっています。
ただ時計の針だけがきちんと今の時刻を刻んでいました。
時計がきちんと動いているし、室内が小奇麗になっています。JRの方が定期的にメンテナンスに来ているのではないでしょうか。

あの時から止まった時間。
『スーパーひたちの案内板は「4両・7両・11両」の案内。』
『時刻表は「平成23年3月12日改定」となっていますので、震災の翌日からの時刻表に付替えられています。』
『“MAID IN DREAM 東北新幹線E5系はやぶさ 2011.3.5DEBUT!”の のぼり。』
きれいにされた室内…いつでもお客様をお迎え出来る準備は万全です。
その後、車の走行はほとんどなく、信号機だけが作動している町内を通り、家路に向かいましたが、なんと「小高郵便局」に明かりが…郵便局は営業していました。
そこで「ヒラメキ!」
以前にブログで交流のある「志木鉄道さん」が話題にしていたものの、さすがに手に入れる事が出来なかった、10月14日に発売「鉄道シリーズ第1集」切手。
ここでは、もしかしたら残っているかもしれない…。
郵便局に寄ってみる事にしました。
郵便局には3人の局員の方がいらっしゃって、早速「鉄道シリーズ第1集」の在庫がないか聞いてみた所、「あったんじゃないかな~?」と、調べてくれました。
そして出してくれたのが…

「何セット欲しいですか?」と聞かれ、「2セットお願いします」と答えたところ、
「ちょうど2セット残っています」と言う事で、2セット買う事ができました
ゴーストタウンのような町の中で唯一の明かりだった「小高郵便局」そこで最高の物を手に入れる事が出来、小高まで足を運んだ事で「最高の幸運」を掴む事ができました。
せっかくですので、「小高郵便局」に立ち寄った記念を求める事に。
「来年の年賀状に今日の消印を押してもらいました」

相馬三妙見社のひとつ「小高神社」と「野馬追い」を図案化。
「復興記念ラッピング電車」と常磐線「原ノ町」「磐城太田」「小高」は以上です。
今日もご覧いただきありがとうございます。
次回は、今年を振り返る企画続編の予定です。よろしくお願いいたします。