E3系「つばさ」は福島で、東北新幹線と別れを告げ、日本でも有数の「天下の瞼・板谷峠」越え、米沢を目指します。
36‰の急勾配が連続する峠道を、
4110→E10蒸気機関車、EF15→EF16→EF64直流電機、ED78&EF71交流電機、
EF16・64、EF71の力を借りて、キハ82「つばさ」「やまばと」&キハ181「つばさ」
が越えていました。
上記の機関車すべてが「板谷峠用に開発された機関車」といっても過言ではない程です。
その事からも、この峠がいかに嶮しいかがわかります。
そして485系になって自力による峠越えは可能にはなりましたが、電化後にすでに通過線は敷設されていたものの、赤岩・板谷・峠・大沢の4駅連続スイッチバックは残され普通列車は標準軌化されるまで、スイッチバックを利用して4駅に停車していました。
それが、ミニ新幹線がスタートし、東北新幹線から直通運転されるようになり、400系「つばさ」が行き来するようになりました。そして普通列車も電車化ー719系5000番台が走るようになると、スイッチバックも廃止されました。
その板谷峠を現在、軽快に走り抜けているのがE3系「つばさ」です。
そのE3系を「天下の瞼・板谷峠」で追ってきました。
庭坂大カーブを行く、E3系1000番台L52or53編成・132M「つばさ132号」

吾妻連峰もだいぶ雪が少なくなりました。吾妻小富士には「種まきウサギ」が現れています。
庭坂大カーブから、直線区間を軽快に登るE3系2000番台L71編成・131M「つばさ131号」

雲が多くなっていますが、一番左側の吾妻小富士に残雪で出来た「種まきウサギ」がはっきり見れます。
福島盆地では、昔から「種まきウサギ」が今年の農作業を始める合図とされています。
「天下の瞼・板谷峠36‰」を軽快に登るE3系1000番台L51編成133M「つばさ133号」

板谷駅へ進入直前の36‰の急勾配ですが、E3系はものともぜず登ります。
左に見える標識「75・75・100」が、私の知識に間違いなければ、上から「除雪車・719系・E3系」の制限速度。
その手前が福島方上り線の36‰勾配標識です。米沢方下り線は36‰の登りを意味します。
板谷駅のスノーシェッドから出て来る、E3系2000番台L66編成138M「つばさ138号」

板谷駅はスノーシェッドの中にあります。板谷はまだまだ残雪が多く残っています。
かつての奥羽線・板谷駅から、現在の山形線・板谷駅を見る。

新しい駅には、かつてスイッチバック駅から200mほどスノーシェッドの中を歩いて行きます。
旧板谷駅へは線路が伸びていますが本線から分かれた所に車止めがあり、入ってこれません。
旧板谷駅には、「マルチプルタイタンパー(マルタイ)」が雪に埋もれて置いてありました。

「マルチプルタイタンパー」は保線用機械です。相当長期間ここに留置されているようです。
運転席脇には、少しかすれていますが、「08-475 Plasser&Theurer」の文字が読めます。
前面窓下には「第一建設工業」の企業名が書いてありました。
板谷駅は、もちろん「板谷峠」を代表する駅です。
今回は、その後に用事があったため、オーソドックスなアングルでしか撮影できませんでしたが、
この次の機会にもう一度訪問し、もっと板谷峠を表現できるようなアングルで撮影したいと思います。