私が自分で確認したところ、恋愛はできるようになりました。

とはいっても、被害に遭って男性不振になったし、加害者に近い年齢層や身体的特徴が

似ている男性は今でも苦手なので、『克服した』とは違うのですが。

私は体に触られることへの拒絶が特に強いので、お付き合いする前に被害に遭って男性不振があることを必ず説明しています。詳細は話しませんが、それで離れていく男性なら、その程度だったと思うことにしています(笑)。

まずは相手の協力のもと、広い空間から相手と二人きりの密室などで過ごして安全だった、大丈夫だったという経験を増やしていきます。

車の中とか狭い場所でも大丈夫になったら、次はボディータッチを私から…、というように時間をかけて距離を縮めていきます。

パートナーにとってこれはかなり面倒な作業だとは思いますが、私の中ではこの方法が一番確実なように思います。

もし、もっと良い方法を知っている方がいましたらぜひ教えてください。

 

こんなふうに、私は『克服』ではなく『男性不振の例外』をつくっているのです。

性被害に遭うと、「もう一生恋愛はしない」と言う方もいらっしゃいますが、

ご本人が恋愛をしたいと思ったなら、それは決してムリでないことではありません。

もちろん、被害に遭ったことがない人より時間はかかるかもしれませんが、恋愛をあきらめることはないのです。

支えるパートナーの方も大変とは思いますが、拒絶は反射的なもので、あなたが嫌いだとか信用していないわけではないので、よかったらゆっくり私たちの成長を待っていただけるとありがたいです。