当事者視点でここまで書いてきたけど、PTSDになったことのない人には伝わりにくいと思います。

そこで、私の一番症状が強かった頃の一日について当時の日記をもとに書いてみることにしました。

2:00     悪夢で目が覚める。全身冷や汗でびしょびしょだが、体が重く気力もわかない。

      眠れないため、ユーチューブを流し見て気を紛らわせる。

9:00   着替えようとするが、手が震えてボタンがはめられない。

10:00   気持ちが悪い。食欲がわかないが何か食べないと…..。

      手が震えるし、調理をする気力も出ないため冷蔵庫の中のものをあさるが、

      冷蔵庫の前で食事を食べながらその食材を食べてなくなってしまったことが

      悲しくなり、泣いてしまう。味覚もない。

13:00  テレビを見ようとするが、集中して見られなくてバラエティー番組ですら

      内容がわからない。英語の番組を見ているような感覚。とても疲れる。

14:00  お昼寝。とても疲れているのにまったく眠れない。だるい。

      布団の上でひたすら寝返りを打つ。

(15:00  掃除をしようとするが、気分が悪く、途中で被害のことを思い出し、

      掃除機を出しっぱなしで考え込んでしまう。掃除が進まない。そのため毎日掃除を

      試みるができず、実際は5日に1回くらいしか掃除はできない。)

      ★ふらつくため、トイレに行くのも大変。目をつぶっている瞬間も怖く、

       お風呂は2日に1回くらいになる。

22:30 冷蔵庫の中身がなくなるが、外に出る気力がなく、外に出ることも怖く朝から外出を

     試みるがなかなかできない。何とか近くのコンビニへ行く。

23:00  睡眠薬を飲んで就寝。

       毎日この繰り返し!!

 

常にだるさと疲れがあって、一日に何度か原因不明の悲しさが出てきて泣いていました。

ほとんど被害や加害者について意識が向いているため(フラッシュバック)部屋は汚く、生活環境や服のセンスなどひどくなっていることに気が付きませんでした。

たまに調子が良いときに気が付いて洗濯機をまわして、干すのを忘れたりするのは日常茶飯事でした。

基本的に意識がぼーっとしているか泣いているかなので、薬の飲み忘れや、自宅から出られず、病院に行けないこともありました。

 

こんな毎日が繰り返されていました。

今思い返しても、死んだ方がラクな人生で一番つらい生活でした。