=*- 花 -*=
今日は、ひいばあちゃんの葬式でした。 
やさしくて、とっても可愛かったハナばあちゃん。
僕のばあちゃんは8人兄弟で、つまりハナばあちゃんには8人の子供がいるので、
親戚がそろうと、とても大家族になる。
もしハナばあちゃんがいなかったら、僕やおかあさん、おばさん、ばあちゃん、・・・
いまここにいる大勢の人たちが、いまここにいることは無いんだと思うと、本当に、偉大な方だと思う。
ハナばあちゃんは、二年位前から、病院に入院してた。
僕は、夏休みと、つい1週間前にお見舞いに行ったばかりだった。
もうそのころは全然喋れなくなってて、
僕が会いに行った二回とも、すやすやと眠っているばかりだった。
ハナばあちゃんとは、数年に一回、お母さんの実家で会う程度で、
もっとも、僕が中学生になった頃には、
ばあちゃんの記憶の中に、僕はもう存在していなかった。
子供がいっぱいいて、その配偶者、さらに子供、孫、・・・
一緒に暮らしてるわけでもないし、こんなにたくさんの家族がいたら、忘れられて当然だ。
でも、
「お前さんはどこの人だったかな? cause_k? わからねなぁ・・」
そういわれた時、みんなは笑ってたけど、僕はとってもショックだった。
(お母さん達が買い物行ってる間、ふたりで留守番した事もあったじゃない。
青い空、白い雲、とおる車を眺めながら、昔の話を聞かせてくれたよね?
それも全部、忘れちゃったの?)
その晩、僕はひとり泣いた。
それから五年ほどの月日が過ぎた、おとといの明け方、ハナばあちゃんは静かに息をひきとったそうだ。
僕は、おときには呼ばれていなかったんだけど、最後のお別れだけでもしたくて、母に連れて行ってもらった。
棺に眠る、天寿を全うした一人の女性へ
ささやかに、一輪の花を。
「お疲れ様でした。 ありがとう。」
どうぞ、安らかに眠ってください。
天国に行っても、みんなに笑顔をふりまく、素敵なおばあちゃんでいてね。