713 | ☆桜咲くまで☆ by.cause_k

713

新潟の人にとって、思い出したくない数字。

今日で1年。

学校では、1分間の黙祷(もくとう)がありました。


以下、1年前の僕の日記です。(fontなどを少し編集しました)



【2004.7.19】 


今日、ボランティアに行ってきました。
友達(以下Y君)に誘われたんですが…最初はあまりその気じゃありませんでした。
正直、「めんどいなぁ~」って。
それに、体力のナイ僕が行ったところでかえってアシデマトイになるんじゃないの??って。
だけど、まぁ少しでも力になれたらいいな…自分に何かプラスになるものがあるかな…
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まず電車で三条市に向かい、産業振興センターみたいなところでエントリーします。
名前、住所、電話番号、、、φ(._. )
そして、依頼内容が掲示板に張ってあるので、
依頼を選び、仲間を集め、必要な人数揃ったらGOといった流れです。


もちろん、ほっとんどが大人です。Y君はよくいく気になったよなぁとあらためて感心。
Y君、僕と4人の大人での6人パーティで現地(依頼先)に出発!
ところが、そこに行くまでが長いこと長いこと…。50分くらい歩きました(-_-;
行けば行くほど、被害はすごく…家の前にはごみ袋の山、水たまり…。


やっとのことで到着しましたが、そこはもうすごかった…。
1階建てのアパートが3棟ならび…まさにTVで見た感じで、
地面が割れてるわ、田んぼの真ん中に車があるわ、海の砂浜状態あるわ、数㍍の水たまり!?
地形ぐちゃぐちゃだし、家財道具はもう全てといっていいほどごみとして家の前に積んであり…。


たった1回の雨ですよ!?
想像を絶してました…。


「もう映画見てるみたいだったよ、水がバーッて押し寄せてきて。

 あんたたちンちがもしこんなんになったらどうする!?」そこの家の人の言葉です。

僕らは、言葉に詰まって立ち尽くしていました。
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5時間くらい働きました。2件のお宅のお手伝いをさせていただきました。


1件目のお宅では、主に床下のドロ取り作業…スコップでヨイショヨイショと。
2件目のお宅…1人暮らしのおばあさんの家でした。
老夫婦二人暮しだったのですが、おじいさんは今入院中だとか。
このお家では、ひたすら家の中のものを外に出す作業です。
冷蔵庫、洗濯機、たんす、、、
洋服や食材など、とにかくなんでも!!!って感じで捨てていきます…。


何だか大切そうなものを見つけて、僕はおばあさんに聞きました。
「これ記念品みたいですけど、どうしますか?」
「水につかりました?」
「ええ、でも中身は濡れてなさそうですよ」
「いいです、捨ててください」
―やっぱりちょっとやるせないですよね…(-_-


隊員の1人が2冊のアルバムを発見!少ししか濡れていない模様。
「これはどうします?」
おばあさん「少し濡れてますね・・」
「でもちょっとしか濡れてないし、やっぱり思いでですし・・」



―おばあさんは少し考えて、何枚もある中から1枚だけとって、
「じゃあこれだけ持っていきます…」って最初は言ってたんですよ。
でも何をお思になったのか、「やっぱりいいです、みんな捨ててください」って。


一同、「え…」という雰囲気が。

「いや持ってったほうがいいですって」と隊員を代表して(??)僕が言ったのですが…。


「いいえ、いいんです。思い出は要りません。

心の中にありますから」
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もう1回書きますが、たった1回の雨ですよ!?
たった1回の雨が、多くの人の人生を滅茶苦茶にして…。
少し涙が出そうになりました。
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【今日の一言】

今日は本当に良い経験ができました。
それと同時に、今まで生きてきた中で一番、自分を誉めたいと思いました。
大人に少し近づけたような、そんな。
すっごい疲れたケド。


家があった所に、車がはまってしまっています。