サンタクロースの思い出
「デザインとアートで社会をハッピーにする」コーズマーケターてるさんです。
もうすぐクリスマスですね。
ぼくの子どもたちは、純粋にもサンタクロースを信じているようです。
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ぼくは、幼稚園のときにサンタクロースは父だと気づきました。
その頃、父は大阪の住吉で、祖父母や父の弟にあたる叔父2人と、栗の甘露煮を一斗缶単位で仕入れ、和菓子屋、洋菓子屋に卸売をする、とてもニッチな家業をしていました。
何でも祖父が終戦後に仕事を求めて福井県から大阪にやってきて、裸一貫ぜんざいの屋台を始めたら、成功して、その後、ぜんざいの仕入ルートの栗の卸売に集中して会社にしたそうで、この商売もなかなか成功し、祖父母と叔父2人と父母、ぼくの4所帯が会社を兼ねた屋敷に一緒に住んでいました。
家の倉庫には栗の甘露煮の一斗缶が山積みになっていましたし、モンブランのようにペーストにする機械もあったりしていました。
また、祖父は同居している孫がぼく1人だけだったので、ぼくを溺愛し、お得意先に仕事に行くときもよくぼくを連れて行っていました。
そんなわけで、ぼくは幼稚園の頃から、家の仕事を身近に感じていました。
そしてクリスマスの夜。
父はぼくがほしがっていたプレゼントを用意し、ぼくの枕元に置いてくれました。
そして、クリスマスの朝。
ぼくが目を覚ますと枕元にプレゼントが置いてありました。
それは『喜久寿(きくじゅ)』という、超お得意先の和菓子屋さんの包み紙に包まれていました。
知っている和菓子屋の包みなので不審に思って開けると、中にはほしかったおもちゃが。。。
短気で何でも自分でやらないと気がすまない父は、おもちゃ屋でラッピングしてもらうことをせず、買ってきて自分で家にあった手近な包み紙で自分でラッピングしたのです。
よく知っているお得意先の和菓子屋『喜久寿』の包み紙でラッピングされたおもちゃ。。。
子供心にも「サンタクロースが『喜久寿』の包み紙で包むはずはない、こんなことをするのは絶対に父だ」。
ぼくは幼な心にも「サンタクロースは実在しない」ことを確信したのでした。
サンタクロースの夢は短かったけれど、今となってはなつかしい思い出です。
