デザインの歴史と今後
9/24(土)、てるさんです。
世間的には三連休の真ん中ですが、今日は仕事をしていまして、今終わったところです。
一昨日、ワークショップで今話題のソーシャルデザイナーの山崎亮さんからデザインの歴史について、面白いお話しを聞きました。
デザインの歴史を簡単にまとめると以下のようになるそうです。
産業革命、人口集中(1830-1930)
⇒デザインの誕生
自動車社会、経済成長(1930-1980)
⇒モダニズム
消費社会(1980-2000)
⇒ポストモダン
低成長社会(2000-)
⇒コマーシャルデザイン+ソーシャルデザイン
そもそもデザインの誕生の背景は、産業革命により農村から都市に人口が大量に流入して、6m×6mの今のワンルームぐらいの狭くて不衛生なアパートに一家が押し込められて生活しているために、ペストなどの疫病が蔓延し、人間らしい生活をするためにデザインの概念ができたそうです。
産業革命後のアーツ&クラフト運動の父といわれるウイリアム・モリスの壁紙も、狭くて不衛生で緑がまったくない都市生活の中で、家の中で少しでも自然を感じて精神的に豊かになれるように生み出されたのですね。
ウイリアム・モリスの壁紙
このようにデザインとはもともと社会的な課題を解決するために生み出されたというのです。
しかしこれが大衆に支持されると、自動車社会になって大量生産の時代になると売るための商業的デザイン=モダニズムへと目的と手段が逆転していき、それが陳腐化すると、さらにこれまでのモダニズムを差異化するための商業的デザイン=ポストモダンへと進んでいきます。
そして今、低成長社会になり、社会の課題が顕在化してきたため、本来デザインがもっていた社会の課題を解決する「ソーシャル」という考え方が見直され、商業的デザイン+社会的デザインの時代になってきたというわけです。
わずか20分ほどのお話しでしたが、とても勉強になりました。
しかし、ぼくはデザインを商業的、社会的という二元論で分類するのには異論があります。
商業的デザインも社会的にプラスでなければ、長く生き残れないし、社会的デザインも商業的でなければ続かないと思うんです。
Commercial(商業的)デザインとSocial(社会的)デザインを両方兼ね備えたデザインとは、弁証法的の正-反-合で高次化すると、Sustainable(永続発展的)デザインということになると思うのです。
これからのデザインは、”Sustainable(永続発展的)デザイン”と考えると商業的か社会的かの二元論を超えた、新しいイノベーションになるんじゃないでしょうか。
