ヴァカンスは消費と雇用の秘策かも。
三連休も終わりですね。
今回は天候が悪くてあまり子どもたちにはいい体験をさせてやることができなかったのですが、家族で時間をともにするだけでもしあわせなものです。
それに3日間というのはあっという間ですね。
フランスに駐在していたときは会社法で従業員に年間の有給休暇を6週間とらせるのが義務でした。
(ぼくは代表者だったので、対象外でしたが)
6週間というと労働日30日分だから日本の有給休暇と変わらないじゃん。
と思いがちですが、制度がまったく違うのです。
日本の有給休暇は消化しなければ2年で消えますが、ヨーロッパの場合は消えないのです。
退職時以外は会社からの買い取りも認められません。
年度を越えて消化し切れていない従業員がいると社会保障局がやってきて、「有給休暇が消化できないほど従業員が忙しいなら人を雇用しなさい」と、強制雇用命令が出たりします。
それで、日本のようにちまちまと有給をとるのかというと、そうではないのです。
7、8月にヴァカンスで4週間、クリスマス休暇に1週間、2月にスキー休暇で1週間というような会社全体の休暇にします。
中国の春節のように国全体が仕事していなければいいのです。
でも、会社単位で決めるので、仕事の途中で相手先がヴァカンスに入られたらたまったものではないのです。
でも、フランス内では「ヴァカンスなのだから仕方ない」というアンニュイな態度で解決してしまいます。
これ、日本でやったらどうなるでしょうか?
短期的には混乱が起きるかもしれないけれど、メールやネットが進んだ現在、緊急時には不在でも連絡ができますし、まじめな日本人のこと、何とか対応しそうな気がします。
消費や雇用の押し上げにもつながるのじゃないかなあ。
仕事に関連した勉強を集中してしたいという、少ないと思いますがまじめな人もいるでしょうし。
2000年前後にフランスのジョスパン首相は雇用対策で、週労働時間を39時間から35時間に短縮するという公約を出して当選しました。
労働組合が経済団体より力をもっているお国柄でしょうか。
日本で「有給休暇は消えない、退職時以外は買い取りも認めない、原則企業が2週間以上の長期休業をとるのを義務づける」という公約をどこかの政党が出したらどうなるのでしょうか。
3連休の終わりに妄想がふくらんでしまいました。
でも、実は「ヴァカンス=VACANCE」は、「VACANT=からっぽ」からきていて、そんな妄想をしていること自体、けっこう貧乏性なのでした。