デザインとは(4)
人はだれでもデザイナーである。
ほとんどどんなときでも、われわれのすることはすべてデザインだ。
デザインは人間の活動の基礎だからである。ある行為を、望ましい予知できる目標へ向けて計画し、整えるということが、デザインのプロセスの本質である。
デザインを孤立化して考えること、あるいは物自体とみることは、生の根源的な母体としてのデザインの本質的価値をそこなうことである。
叙事詩をつくること、壁画を描くこと、傑作を描くこと、コンチェルトを作曲すること、それらはデザインである。
だが、机のひき出しを掃除し整理することも、埋伏歯を抜くことも、アップルパイを焼くことも、田舎野球の組み合わせを決めることも、子供を教育することも、すべてデザインである。
デザインとは、意味ある秩序状態をつくり出すために意識的に努力することである。
これは、ヴィクター・パパネックの『生きのびるためのデザイン』の冒頭に書かれている言葉だ。パパネックは大学でデザインを教えるかたわら、ユネスコの途上国国際開発にも携った人物である。
この本が出たのは1971年(日本語版は1974年)であり、ソーシャルデザインの古典であるが、現代において再考すべきテーマであり、いまだにその輝きはあせることはない名著である。
これは、ヴィクター・パパネックの『生きのびるためのデザイン』の冒頭に書かれている言葉だ。パパネックは大学でデザインを教えるかたわら、ユネスコの途上国国際開発にも携った人物である。
この本が出たのは1971年(日本語版は1974年)であり、ソーシャルデザインの古典であるが、現代において再考すべきテーマであり、いまだにその輝きはあせることはない名著である。
