自己紹介(灌木系)でコミフォラについてあれこれ書きましたが

日本においてコミフォラに関する情報は結構少ないです

 

Googleで「コミフォラ」と検索して出てくるのは

・コーデックスやってる人はみんな知ってる某お魚さんのサイト

・いくつかのコーデックスを扱っているショップ

・個人ブログ

大まかに言ってこのくらいじゃないでしょうか

 

育て方もかなり大雑把に書かれています

どのくらい大雑把かと言うと、

その育て方で大抵のコーデックスは育てられる

と言うくらい大雑把

 

つまり一般的なコーデックスの育て方くらいしか情報がないんですね

 

まあコミフォラもパキプスと同じで

発根さえすればそんなに難しくはないので間違いではないのですが

 

しかし、マニアたるもの

もう少し詳細な情報が欲しくなるじゃないですか

 

私自身もこれまでいろいろと情報を集めてきました

それを備忘録的にこのブログに残していこうかと思います

 

そこで今回は

コミフォラの育て方

について書いていきます

 

温度

特に耐寒性についてです

結論を書きますと、思ったよりも強いです

具体的には、0℃近くまで耐えられます

 

コミフォラが育つ温度

「25〜30℃」

です

これより温度が下がると成長はどんどん遅くなり

「5℃以下」

の低温が続くようになると休眠します

 

私の家の環境だと

ぐんぐん育つ・・・25℃以上

ゆっくり成長・・・20℃前後

生育ストップ・・・15℃前後

と言った感じです

 

「生育ストップ」状態は休眠状態ではないことに注意

 

私は暖かくなった時の立ち上がりをよくしたいので

完全休眠はさせません

冬場は室内の日当たりの良いところに置いています

※落葉はします

 

生育ストップ状態と休眠状態の違いは正直言って感覚です

私自身も学者ではないので明確には分けられません

 

感覚として違うのは水を吸う量です

休眠時は全然水を吸いません

 

水やり

コミフォラはコーデックスです

なので水切れには強く、むしろ詰めて育てるために

水やりはかなり辛めにします

 

なんて大嘘です、絶対にやめてください

その逆です

成長期には水はザバザバあげます

生育ストップ時はその頻度を下げてザバっとあげます

休眠時は置き場所の環境にもよりますが、

乾燥させすぎない程度に断水で大丈夫です

※排水性が良い土である前提の話です

 

何故なのか

 

コミフォラの分布域は広いので一概には言えませんが

乾燥した砂漠地帯に生息している種類を前提に述べます

 

まず、現地株について

現地の生息地では確かに降水量も少なく、

土壌も痩せていて保水性も低いでしょう

しかし、大きな前提を忘れています

 

生息地では、コミフォラは地面に植わっていることです

現地では地植えであるからこそ極少量の降雨量でも耐えられているのです

鉢植えであれば乾燥耐性は一気に下がります

現地の降雨量を参考にした水やりなどはしてはいけません

 

ちなみにコミフォラを地植えで育てているような人は

業者、もしくは完成されたマニアです

こんなページを見なくともご自身の栽培法を確立されていることでしょう

 

 

次に、実生株について

現地株は、その環境で「生き残った」株です

野生動物のドキュメンタリー番組を想像してください

たくさんの子供が生まれ、その中で大人になる個体は一握りでしょう

植物も同じです

動物に食べられるなどの外的要因を除外すると

「その環境」に耐えられるような

個体としての強さ、地理的な優位(日照・風など)

に恵まれていなければなりません

現地風に育てようとしてもうまくいかない株の方が多いでしょう

 

とりあえず今回はここまで