【大人になってから】
■このころの出来事■
ミー君は暑い寒いの感覚が鈍いです。そのため、少し寒くなってきて「カーディガンを着て。」と持って行っても面倒がったり、逆に暑くても上着を着たままだったりしました。
☝なぜ?
自閉症の人は、特定の感覚が過敏だったり鈍かったりする場合があります。ミー君は“すごく寒い”“すごく暑い”はわかるのですが、“ちょっと寒い”“ちょっと暑い”がわかりませんでした。だから、服を脱いだり着たりするのを面倒に感じているようでした。
大人になってミー君はグループホームに入居することになりました。今まで母が気候に合わせて着る服をアドバイスしていましたが、もうそれはできなくなりました。
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◆どうした? まず、気温に合わせて服を調節しないと汗をかいたり寒くて風邪をひいたりすることを教えました。そしてミー君自身が、汗をかいたり風邪をひいたりすると困ると思うかを確認しました。ミー君はそれは困ると答えました。 ※本人が「なぜ、そうするのか」を理解して納得していないと、”言われたからやる ”ということになってしまいます。そうなると、もし言うことを聞いてくれたとしても長続きしません。
次に、下のような気温と着る服の対応表を作りました。 この表を部屋に貼っておきました。 毎日天気予報で気温や風の強さを見て、この表に合わせて着る服を決めるように教えました。 |
●どうなった?
だいたい気候に合わせて着るものを選べるようになりました。
気候が安定して毎日同じような服装で大丈夫になると、季節の変わり目になって気温が上がったり下がったりしても表を見るのを忘れてしまうこともありました。それで、季節の変わり目には表を見て着るものを考えるように、事前に言うようにしました。
そうしたことを続けていくうちに、表を見て気候に合わせて着るものを選べるようになりました。
