皆様、いつもありがとうございます。


ちょっと前に、「モノサシ」の記事を書いていますが(以下)、

http://ameblo.jp/cattact2011/entry-11285538260.html

実は、これは、以前、私が信頼していた医師からの「受け売り」です(^^;)。

オリジナルではありません。


とても、信頼がおける方でしたが、

諸事情があり、今はかかることができていません。


この医師。

精神科医でも心療内科医でもなかったのですが、

たとえ話が多く、

こころに染み入る話をする、

とても温厚な方でした(過去形ですが、今もお元気です^^;)。


毎回、診察に30分ほどかけてじっくり話を聞いてもらい、

帰りにはこころが落ち着くようになりました。


かかり始めたのは、絶望の淵にいたころだったので、

ずいぶんとこの医師に助けられたと思っています。


ただ、ある日。私の一言を聞いて、

医師から、初めてキツ~い一言が出ました。


その前の診察では、宿題が出ていました。

宿題は、「一番つらかったときと比較するモノサシを作って、できることに目を向ける」です。


私が、開口一番。

「宿題できてないです。もうこんな病院来るのもすごい大変で

もう考えを変えられません。簡単にできたら、病気にはなってない」と

言ったときのこと。


医師が発したのが、今回のブログタイトルの言葉。


ぐさっ、と心に刺さりました。


私、よぅなりたいよ!!だから来てるんやん(←こころの叫び)。

先生まで、そんなんゆうんかい!


ただ、医師はこの言葉を言ったらすぐに、いつもの温和な

表情に戻りました。


「あんたは、自分だけがつらいとおもっとるけど、

あんたが、ずっと自分を痛めつけてるのを見てる、こっちもつらい。

そして、ボクは、あんたが、痛みの穴に入ってるのを

外から手を伸ばして助けたいと思うけど、

あんたは、穴から出たがらへんのや」


・・・。


声が出ませんでした。


私は、自分で自分をかわいそうがっている。

今まで、自覚したことなかったけど、そのとき、

この言葉で、認識が変わりました。


そして、その後、この医師が心療内科系、精神科系の

学会に多く所属していること。

このモノサシの宿題は、心理療法のひとつであることを知りました。


自分を助けられるのは、自分しかいない。

このときの一言が、今の私に響きます。


まだまだ症状モノサシを手放せない私なのですが、

モノサシを巻尺に変えて、見えない場所に収納を始めています^-^