ひとつ前からの続きです。
読んでいて感心したのは、
人間の無意識というものは、
とてつもない力を生み出すのだな、ということです。
無意識の行動として、
「自分は動かしていないのに目の前のものが勝手に動いている(と思い込んでいる)」
ことを挙げています。
たとえば、昔やった「こっくりさん」も、無意識が手を動かす産物とのこと。
その理由として、人には
「体を右に動かす」とイメージしただけで
実際に体をまったく動かさないのに、
わずかに筋肉が右に動く状態にあるからだそう(センサーでわかるくらい)。
無意識のこの動きは、「観念運動」と呼ばれるそうです。
予測される行動に対して、体が準備をしている、という説が有力とのこと。
このため、モノをどこかに隠した人にそのイメージをしてもらいながら、
自分がその手首をつかむと、「読筋力」で隠し場所がわかるとのこと
(超能力の解説)。
無意識が強くなると、大きなテーブルも動かせるようです
(あくまでも本人は無意識ですが、すごい~)。
また、幽霊については、次のような例を紹介。
ある場所で、幽霊のストーリーをでっちあげてテレビで放送してみたら、
次々とストーリーに合った
「その幽霊を見たことがある」と手を挙げた人が次々と現れたこと。
人は暗示や思い込みで、
あたかも見たかのように思い込んでしまうようです。
ちなみに、妄想力が強い人ほど、
超常現象を体験しやすいそう。
そういえば、私は、壁のシミや雲などをみると、
必ず何かの物体に当てはめてしまう傾向があります^^;。
自分で幽霊を壁に映し出してみる方法や
幽体離脱の方法などが具体的に書かれており、
不思議な現象を次から次に、人為的に作れるのか、と思うと、
ある意味、自分の痛みも本当に「思い込み」でしかない気がしてきました。
やっぱり、私の痛みは
自分が作り出した痛みであり、
考え方次第で、
痛みの量や質が変わるのではないか、などと思ってしまいました。
今まで、自分で受け入れづらかったこの考えが、
かなり信憑性を
もって感じられた1冊でした。
これから、毎日、「痛くない」と唱えるか~。