皆様、いつもありがとうございます。
タイトルは、五木寛之氏のエッセイ。
副題に
「つよいカラダでなく」とあります。
私は、五木氏の小説はほんの数冊しか読んだことがなく、
最近になってエッセイを数冊、読むようになった程度です。
五木氏はこのところ、お寺めぐりや生き方エッセイが多く、
読んでいると「解脱」の域に入られたような印象を受けてしまいます。
そんな彼が健康診断を全く受けずにこれまで来られたことは結構、有名な話ですが、
タイトル通り「養生」をテーマに書いた内容です。
いろいろな方がいろいろな健康本を出していらっしゃいます。
が、この本は、
五木氏が少年期に戦後の引き上げ者として苦労し、
作家として売れっ子になってからは激務の人生を
歩んできたことを踏まえて
書かれたものです。
医師などによる外側から見た健康指南本と異なっていて、
一つひとつの言葉に、重みを感じました。
五木氏は若い頃、偏頭痛に悩まされ、自分なりの解消法を編み出して頭痛をなくしています。
そして、現在は腰痛に悩まされ、それも自分なりに養生する方法を編み出しています。
今までの私であれば、
「偏頭痛や腰痛といってもまだ動けていたから、私とは違う」と
かたくなに思っていたはずですが。。
この書籍に書かれている
人生を達観したようなライフスタイルの提言に惹かれました。
(もちろん、五木氏は男性なので、髪を年数回しか洗わない、という点は、、、無理ですが、、)。
「耳を澄まして身体の声を聞く」「よくしなう枝は折れない」。
目次だけを見ても、心が落ち着きます。
巻末に養生の実技100と題して、五木氏が若い頃から
実践されている生活のポイントがまとめられています。
たとえば、
・冷たい水は飲まない。飲むときは口の中で噛んでから飲む
・威張る医者、偉そうな医者はダメ・・・・笑ってしまいました~。
・10年前の医学界の常識は今の常識ではない。
今の常識は10年後の非常識となる。それが進歩だ。
などなど。思わずうなるものばかりでした。
医師や周りの人に頼るばかりでなく、自分の力でなんとかしよう、
そう思わせる1冊でした。