皆様、いつもありがとうございます。


厚生労働省が、

3月6日、「医療情報の提供のあり方等に関する報告書」を発表しました(以下、PDF、長いです)。

http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r98520000024cec-att/2r98520000024eu3.pdf


これを読むと、

これまである医療機関のサイトは、「広告とはみなさない」

(本当は医療機関は広告はしてはダメなんだけど

もうネットでの病院紹介はとめられない、、みたいです)、

とされるようです。


が、

一方で、

保険の効かない「自由診療」分野については、

病院が提供しているサイトについてその中身を規定する

「ガイドライン」を作ることになるようです。


自由診療を中心に対象として作成される

ガイドラインのイメージは以下(上記サイトより一部転載)。


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〇ホームページへの記載が禁止される事項


(1)内容が虚偽にわたるものや、客観的事実であることを証明することができない内容のもの
 無痛治療や絶対安全な手術といった非科学的な表現
 伝聞や科学的根拠に乏しい情報の引用

(2)他との比較等により自らの優良性を示そうとするもの
 「日本一」や「最高」といった優秀性について誤認を与えるおそれのある表現
 「著名人も受診している」といった優良誤認を与えるおそれのある表現

(3)内容が誇大なものや、医療機関にとって都合が良い情報等の過度な強調
 非常に限定された成功事例等を紹介し、効果を強調するもの
 任意の専門資格や施設認定などの過度な強調
 医療機関にとってプラスとなるような口コミ情報のみの掲載
 提供される医療の内容とは直接関係ない事項の誇張

(4)早急な受診を過度にあおる表現や、費用の過度な強調
 「キャンペーン中」や「期間限定」といった表現や費用の安さの過度な強調

(5)患者・国民の不安を過度にあおり、受診を促すもの

(6)公序良俗に反するもの
 わいせつ又は残虐な図画や映像
 差別を助長する表現

〇ホームページへ記載しなければならない事項
 自由診療に関して、通常必要とされる治療内容、費用等
 自由診療に関して、治療等のメリットだけではなく、そのリスク、副作用等


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原因不明の痛みを長年抱えていると、

保険診療に限界を感じ、

自由診療を取り入れようと考えている方も少なくないのではないでしょうか。


この報告書では、

自由診療として、歯科インプラントや美容整形という具体的な名称が上がっていますが、

疼痛治療も保険外の治療を行なう病院がたくさんあります。

疼痛も対象になるかもしれません。


治療費に加え、リスクや副作用が明らかにサイトに明示されるようになれば、

選ぶ際にも安心材料が増えますね。