皆様、いつもありがとうございます。
上記タイトルは、日本の認知行動療法の第一人者である
精神科医の大野裕氏が書かれた本の名前です。
私は知らない雑誌の名前でしたが、過去に医師が書いたものを
書籍としてまとめたようです。
私は、これまでも認知行動療法をやっていたものの、
どうにも自分には合わない、、と感じ、一時、中断していました。
が、
この本を読んで、再び始めてみたところ、
終えて10分くらいは楽になりました
(10分かい!と突っ込み入りそうですが
10分でも楽になるならヨシ!です)。
課題を紙に書いて整理する
「問題解決技法」をはじめ、
腹式呼吸や筋弛緩法、
自分の気持ちを伝える方法などが掲載されています。
そして、一番役立ったと思われるのが「思考バランスシート」という
空白のある(書き込みできる)思考記録表です。
何枚もコピーしており、
書き込む際には、日付を書いて使っています。
「思考バランスシート」は、そのときの「状況」や「気分(割合も)」、陥った「考え(自動思考)」
を書き、その根拠と反論を書き出していくものです。
そして、続けて、自分が感じた考え以外のものも書くこと。
最後に、「気分の変化」と「今後の課題」をまとめます。
(認知行動療法は、どの医師が作成しているのものでも思考の順番は
同じなので似た内容かと
思いますが、
このシートがよいのは、気分の割合や自分の気持ち(「思い込み」「決めつけ」など)を
〇をつけて選択できるようになっている点です。
このところ、
解決すべき課題が山積しているので、毎日のようにシートを使っています。
書いた瞬間は、課題が解決しそうで、少し楽です。
(明日に伸ばしてるって感じもしないわけではないけど、、)。
付録に、「こころのクセ」や「うつ度」をチェックしたり、快適睡眠のコツなどが書かれているのも
役立ちました。
認知行動療法は、実際にカウンセリングとして受け始めると、
いろいろな問題(費用やカウンセラーとの相性などなど)
があります。
しかし、このように
自分で実際に紙に書きながら思考を整理していくことで
なんとなく、気持ちが楽になっていく感じを受けます。
結果は、カウンセリングを受けたときと比べて不十分かもしれませんが
とりあえず今、ほんの少し楽になるという手段として、
今回の本を読んで、初めていいような気がしてきました。