皆様、いつもありがとうございます。
早いモンで、もう如月。今年もあと11ヶ月ですねえ(なんじゃそれ)。
寒くても春はもうすぐ。みなさん、一緒に残りがんばりましょー^^。
今回は、病気とは関係のない趣味の本のお話ですので、スルーしていただいてかまいません。
タイトルは、
読売新聞で連載されていた「罪と罰」を
加筆、訂正を含めてまとめ、書籍にしたものです。
なので、小説ではなく、犯罪者の裁判とその後を扱った事実です。
執筆、取材、編集は、読売新聞社会部の記者の計8人。
新聞記事らしく、綿密な取材により、今の犯罪対応の問題点を浮かび上がらせています。
ところで、
私が「しょくざい」を読んでる、、、と友だちに言ったら
「食材」と間違われてしまった・・・「新聞社で、料理の本を出したんかい?」だって、がびーん!!
さて、本題。
ミステリー小説よりも、犯罪を犯したあとの現実は実に厳しい。
刑を受けて、刑務所に入った人たちが
その後、どのような生活を送っているのか。
彼ら(彼女ら)の自らの罪に対する反省、贖罪、改悟というのは
どう行なわれているのか、
を多くの加害者、被害者、家族や刑務官などその周りを取り巻く
人々に丁寧に取材し、まとめています。
裁判員裁判が始まり、自分が選ばれ、裁判と犯罪を身近に感じる機会も
増えてきました。
長時間座ることができない私は、現時点では、裁判員になることはないと
思います。
しかし、それでも、もし裁判員になる機会があれば
自分が出した結論のあとに、加害者にどのような環境が待っているのかは
知っておいたほうがいい、と思いました。
著名な事件の加害者が今どうなっているのか、
そして、刑務所ではどのような生活が行なわれ、
また、出所したあとはどのような体制になっているのか
なかなか、一般の人が知る機会はありません。
また、現在の刑務所自体も
矯正施設なのか
あるいは
収容施設なのか
位置づけがはっきりしないまま、厳罰化により、収容人数が増えて
新しい問題が出てきています。
いつか、元気になったときに裁判員になるかもしれない。
そんなときのために、読んおいてよかったと思える1冊でした。