約束を守る男 | 道の駅 きゃつこ

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『好きなモノ』『好きなコト』『好きな場所』などなど、思ったことを不定期に。

小学3年生の頃、担任の先生の発案でホームルームの時にみんながニュースを発表し合うことになったことがあった。

発表するニュースは何でもよかったんだけど、話題になっているニュースの方が盛り上がるので情報収集のために新聞を読んだ。

記憶の限りでは、これが自分が新聞を読むようになったきっかけだったと思う。

最初なんてラテ欄と4コマ漫画から目を通して、せいぜい社会面に目を通すかどうか。
読めない漢字の方が多かっただろうに、一体何をどう理解していたのやら。


成長するにつれちゃんと1面から目を通すようになり、出勤前に朝食を摂りながらすべての面の見出しに目を通すようになった。

まぁ、未だに理解できない記事はいくらでもあるし、興味のない記事はバンバン読み飛ばしているので、果たしてこれを『読んでいる』と呼んでよいのかはわからない。

でも自分にとって新聞に目を通すのは毎日の習慣になっている。


そんなワケで、相棒と暮らすようになっても新聞だけは契約させてもらっている。

今の街に住み始めて最初に訪ねてきたのが今もお世話になっている新聞販売所で、以来6年間ずっと届けてもらっている。

配達してくれるおじさんとは半期毎の契約更新時に顔を合わせる。
誠実そう&ちょっとシャイな感じでとても好ましい人。

しかし、2年前に我々が同一町内で引っ越しした際に配達受け持ち地域から外れてしまったようで、会うことがなくなってしまった。


ところが、昨年末、契約更新にこのおじさんがやって来た。
おじさんの方もびっくりしていて、「こちらに引っ越してたんですね。配達地域の変更があって、この地域の担当の担当になったんです」と。

こうしてまたこのおじさんとの付き合いが始まった。


多くの新聞販売所がそうであるように、契約更新時には毎回様々なイベントチケットをプレゼントしてくれる。
その際、「何がいいですかね」と言いながら持参してきたチケットを見せてくれるんだけど、面白いのはおじさんが選んだオススメのイベントをプッシュしてくること。

まだチケットが届いていないイベントも手帳にビッシリとメモされていて、それを見せながら「これオススメです。海外から貴重な絵画がいっばいくるから楽しめます、絶対」なんて熱く教えてくれる。

『じゃ、それで』とお願いすると、すごーく雑にメモを取って(ひどい時は手に書いていたりする)「(数ヶ月先だけど)届いたらポストに入れときますね」と言い残して去っていく。

あの程度のメモで忘れないのかなと心配になるけれど、こちらが忘れた頃に封筒に入れられたチケットがポストに投函されていた。
{D9C7CDB4-C2CD-4883-A437-D12CAC711B19}

今回も約束が破られることはなかった。

なんだかすごいぞ、おじさん。


今回もらったのは来月から開催される「プーシキン美術館展」(@東京都美術館)のチケット。
せっかくだから観に行きたいけど、時期的に我々は無理そう。


これは相棒のお父さん&お母さんに有効に使っていただこう。そうしよう。