このパターンは嫌な予感しかしない。
平日の日中に父ちゃんがメールを送ってくるなんて、それ自体緊急であることの証明なのだから。
そう思いながらメールを読もうとすると、画面に表示されたメール文中に「当方にケガは無い」と書かれているのが目に入った。
「ケガ」の文字に一瞬背筋が凍った。
いや、正しくは思考が停止した、だな。
事故かっ?!
慌ててメールを開くと、確かに事故だった。
渋滞中のもらい事故(追突)で、幸いにも低速走行だったことでバンパーに小さな傷がついた程度で済んだらしい。
相手は年配の女性で、完全に非を認めていると。
メールでは概要しか分からなかったけど、追って確認したところでは本当に軽微な追突だったようで、双方に怪我はないようだった。
その夜、先方から車の所有者である自分にも電話があり、修理代については全額負担するとの確約を得たため、前週末に VW に修理代の見積もりを取りに行った。
まず実家に寄って UP! の状況を確認してみると、父ちゃんが言っていた通り大きな傷や凹みはなかった。
ただ、リアバンパーに細かな傷や塗料剥げが数カ所あった。
そして一番大きなダメージは、ナンバープレートにあった。
傷を確認した第一印象は『うーん、微妙。。。』だった。
正直なところ、バンパーに関しては自分で付けた傷なら(修理代を思えば)このまま乗り続けてしまうかもしれない。
でもナンバープレートの凹みは気にするだろう。
もっとドカンっ!と凹んでいれば『あー、修理だね』と即断できるんだけど、修理に出す方が手間に思えてしまうような小傷の数々。
でも今回は被害者であって、現状復帰を遠慮する理由はないのである。
そこに感情を挟んではいけないのだ。
傷の確認後に UP! をディーラーに持ち込み、営業さん&サービスの方に状況を伝えて、見積もり作成を依頼した。
ショールーム内で小一時間待つ。。。
出てきた見積もり額は、自分の想像を超える額だった。
『高いな。。。』
当初、先方は保険を使わず自腹で払うと申し出ていた。
(過去にも保険を使ったことがあるようで、等級が下がることを懸念するような口ぶりだった)
こちらとしては全額負担してもらえるならどちらでもよいんだけど、そう言いつつも「外車だから修理代はお高いんでしょうね」などと気にしている様子があった。
この金額は先方の想像も超えているだろうな、と瞬時に思った。
小傷の数々は個々に補修できず、バンパー総取り替えになる。
さらにナンバープレートは陸運局で再交付の手続きが必要になるため時間もかかる。
車の修理代は本当に高い。
もし自分が加害者になったらと思うとゾッとする。
しかし、ここはドライに。
こちらが費用を盛ったわけでも、ぼったくろうとしているわけでもない。
事実ありのまま先方に請求するしかない。
営業さんからも「感情を挟む必要はない」とアドバイスを受けた。
その後、先方に金額を伝えると、意外にも驚きや動揺は感じられなかった。
ただ保険を使用することを検討し始めていたようで、「保険屋さんに相談するので、(回答は)翌日まで待ってください」とのことだった。
で、翌日の勤務中にスマホに留守電が残っており「保険屋さんから連絡があると思います」と。
その直後にさっそく保険会社から連絡が入り、全額負担する旨の回答と手続きの案内があった。
ま、あの額だと保険を使うのが正解だと思う。
こちらとしても加害者と直接交渉する手間と不快感がなくて助かる。
(↑お金のやり取りを個人間でやりたくない)
そんなことがあって、年末にドタバタした我が家の UP! 。
時期的にすぐ入庫することもできず、修理は年始に依頼することになった。
ちょうど1年点検時期でもあるので、そこに合わせようと思っている。
4年を経過して総走行距離もまもなく 40,000km に達しようかというところだけど、相変わらずドシっと硬派な乗り心地で運転はすこぶる楽しい。
そうしよう。



