わが家の長女ブリ姉ちゃん(12歳)の闘病記録です。
(都度、追加更新します)
2019年11月に悪性リンパ腫発症
消化器系や肺には、腫瘍はなく、肝臓内のリンパ腫のガン化
悪性リンパ腫は猫さんでも多い病気。
リンパ腫とは、免疫機能を担う白血球のひとつであるリンパ球ががん化する病気です。
2歳児と、10~12歳頃に最も発症するケースが多いとか。
猫白血球ウィルス(FeLV)や、猫免疫不全ウィルス(FIV)キャリアの猫さんが、発症するリスクが高いそうですが、うちのブリ姉ちゃんは陰性(-)
遺伝子とかの問題もあるのでしょう
人間だって、お酒もたばこもやらず、健康志向の人だってがんになるのです
なってしまってから、原因を嘆いても仕方ないこと
この病気は、残念ながら完治はなく
寛解(症状がなく、ほぼ消滅した状態)をいかに長く維持するかが目標となります
同じ病気の猫さんたちに、何かしらでも参考になればと記録しておきます
2019年11/24
夜間救急動物医療センターへ駆け込む
(20:00~翌朝6:00のみ診療の病院)
食欲なし、深夜 まったく元気なく、ぐったりとして、呼吸もかなり荒い。
顔や肉球が白っぽくなっていた。
明らかに様子がおかしい
先生の見立てで、まず貧血を疑い、血液検査他。
血球容積が14%(基準30~45*基準値は、病院で格差あり)
結果、現状、重度の貧血、血小板減少
腹部エコーやレントゲンでは、
しこり、腫瘍等は確認できず
2019/11/25
かかりつけの動物病院
(半日入院)
血液検査、皮下注射、点滴など処置。
これ以上の詳しい検査は、大学病院か高度医療専門の病院でしかできないとのことで、日本動物高度医療センターへ受診予約をとってもらう。
2019/11/26~30
日本動物高度医療センター
検査入院(4泊5日)
各種検査、肝臓の生体検査実施。
骨髄穿刺による生体検査は見送り。
酸素病室(入院3日目)
肝臓の生体検査画像
濃い紫色に染色された細胞が
悪いヤツ!
肝臓エコー画像
そう問題ではないらしい
診断結果
高悪性度リンパ腫(ステージ4)
なるべく早く治療を始めた方がよいとのことで
まず、輸血して、体力回復!
(病院内に5匹、供血専門の健康な猫さんがいる。ありがたや)
そして
抗がん剤投与開始(1回目) (L-アスパラキナーゼ)
やや元気回復、5日目に退院。
いつもツンツン つれないブリさんが、ひしっとしがみついて、頼ってくれた
(嬉しい)
2019/12/3
かかりつけの病院
(以後~現在も主治医の先生による治療)
諸検査と
輸血 クッキー君より
本当は、10歳以下の若い猫さんの方がいいらしい。
わが家の猫さんたちは、この時みんな11歳超だけど、これもいたし方ない。
(人間も献血できるのは基本64歳以下)
弟猫だから、血液型のクロスマッチは問題なし。
2019/12/4 半日入院
抗がん剤投与:静脈点滴(2回目)
抗がん剤は、ビンクリスチン、シクロフォスファミド、ドキソルビシン、プレドニゾロン、オンコビンなどを順番に1~2週間毎に投与。約半年が基本。
飲み薬は、ステロイド、造血剤、胃薬、整腸剤、グルタミン
2019/12/5から、
自宅に酸素室 レンタル開始
(ハウス、酸素濃度計、加湿ボトル、酸素マスク、延長チューブなど)
1日500円程度
本当に呼吸が苦しいときは入っていたが、元気になると空き家
仕方ないので酸素マスクをそばに置く
以下、簡略化
2019/12/6 皮下補液
2019/12/10 半日入院
抗がん剤3回目(シクロフォスファミド)
2019/12/17 半日入院
抗がん剤4回目(ドキソルビシ)
2019/12/24 継診・検査
2019/12/28 半日入院
抗がん剤5回目(オンコビ)
2020/1/4 継診・検査
2020/1/10 半日入院
抗がん剤6回目(ビンクリスチン)
2020/1/17 継診・検査
2020/1/24 半日入院
抗がん剤7回目(シクロフォスファミド)
2020/1/30 半日入院
抗がん剤8回目(オンコビン)
2020/2/7 継診・検査
2020/2/14 半日入院
抗がん剤9回目(ドキソルビシン)
2020/2/28 半日入院
抗がん剤10回目(オンコビン)
2020/3/13 半日入院
抗がん剤11回目(シクロフォスファミド)
2020/3/27 半日入院
抗がん剤12回目(ビンクリスチン)
2020/4/10 半日入院
抗がん剤13回目(ドキソルビシン)
2020/4/17 半日入院
輸血 エリさんより
エリ、ありがとう!
2020/4/24 半日入院
抗がん剤14回目
2020/5/8 半日入院
抗がん剤15回目(シクロフォスファミド)
2020/5/22 継診・検査
2020/5/28 半日入院
抗がん剤16回目(オンコビン)
2020/6/2 継診・検査・食欲不振により皮下補液
2020/6/11 抗がん剤17回目(ロムスチン経口投与)
皮下補液・栄養補給注射
2020/6/12 継診・検査 皮下補液・注射
2020/6/13 継診・検査 皮下補液・注射
2020/6/17 継診・検査 アレルギー発症で抗生剤投与
2020/6/24 継診・検査
2020/7/1 継診・検査
2020/7/8 継診・検査
2020/7/15 抗がん剤18回目(ロムスチン経口投与)
2020/7/29 継診・検査
2020/8/19 抗がん剤19回目(ロムスチン経口投与)
2020/9/2 継診・検査
2020/9/23 抗がん剤20回目(ロムスチン経口投与)
2020/9/30 継診・検査
2020/10/6 継診・検査
2020/10/16 食欲増進剤処方(ミルタザピン)
2020/10/19 食欲が戻らないため前倒し通院
血液容積13%と大幅ダウン
白血球 6900(正常値内)
血小板44(正常値300~800)かなり低い
★4回目の輸血 妹ももさんより
2020/10/20 輸血後検診
血液容積15%
微回復も・・・正常値24%まで遠い
2020/10/21 昨夜と朝、嘔吐あり
病院にて胃薬、整腸剤処方
2020/10/22 大学病院の動物医療センター受診
治療経過確認、血液検査、エコー、レントゲン検査
血液容積率18%
一日入院
抗がん剤21回目(L-アスパラキナーゼ)
2020/10/28 後脚膠着麻痺状態
歩行不能となる
2020/10/29 大学病院にて輸血50cc
血液容積率11%→17%
後脚の麻痺は脊髄から来て
いるので、治癒しない
抗がん剤の効果は認め
られない
☆次回の輸血、抗がん剤治療は
継続しないと決断しました
以後、自宅での見守りにしました。
薬剤投与中止
サプリメント3種のみにしました
ブドウ糖を水で薄めたものを1日100cc程度
2020/11/11 14:00
永眠いたしました
享年12歳6ヶ月
ありがとう!ブリ ちゃん!
また、会おうね!