家ネコは幸せか? 外ネコは幸せかも? | CatSocion*啓発活動中

CatSocion*啓発活動中

幸せを待っている猫のために・・・

イベント終了後、あるご婦人が
うちがネコボラのギャラリーと聞いて相談に来られました。

あいにく、その日は約束があり、「必ず伺います」と。
後日、近隣の方の自宅兼サロンに伺うと、
可愛いキジトラのオス仔猫が2匹。

そのネコは近隣の方が捨てたネコだそうです。
可哀想に思い、拾われて育てていらっしゃいますが、
年配のご婦人は、アレルギーもあり、
仔猫をこの先、育てて行く自信もなさそうでした。

私からの提案は、
早期に去勢手術とワクチン、ウイルス検査と
爪切と、抱っこができるように人慣れし、
里親会に出してみましょうと。

そして、そのご婦人のネコに繋がる身の上は・・・
(ここから本題)
その仔猫でなく、
仔猫の頃から飼っている成人の白ネコが家を出てから、
外ネコになってしまい、地域ネコになっているのです。
実際に、うちのギャラリー裏を歩いているのを見ています。

ご婦人の自宅ベランダに朝と夜にフードを食べ、
夜には?ベランダの箱で寝ているとのことでした。
触れるネコではないので、家に無理矢理入れることもできず、
そのままになってしまったそうな。


私はとても考えさせられました・・・・・


その白ネコは、どうして仔猫から家ネコでいたのに、
外ネコになってしまったのか?

外の生活環境の方が幸せだったから?
ノラネコの方が気楽でいい?

ネコ語が通じるなら、本音を聞きたいところですが。

実は、
今、保護して「家活修行中のどんくり兄妹」に重なります。

どうしてもシャーシャーが収まらずにいます。
少し窓をあけると、外に向け鳴き続けるのです。
その声はとてもか細く、悲しく、恋しさを秘め、
聞いた事のない胸が詰まるような悲しげな鳴き声なのです。


この仔達は、外の方が幸せだったのかも?
いつも一緒にいるひめちゃん(避妊済み)と
3匹の幸せを奪ったのかも?


と、自問自答です。

夕方、
お向かいの方にどんくり兄妹の様子をみて頂きました。
迎えにきてくれたと思ったのか?
大好きなおばさんに会えて喜んでいる様子。
以前は一度も威嚇したことがないとのこと。

帰えられて、フードを与える私には「シャーシャー」と
精一杯の文句をいう。
嫌われちゃったね。

私の判断は間違っているのかも?
白ネコのように、家ネコで育っても、
外の生活を選び、自由に生きるネコもいる。

ネコ(人)生。
それぞれの生き方。

どんくり兄妹の将来は、誰が決める?
幸せになるのは、どの道?

私にはまだまだ、どんくり兄妹同様、
修行を積まなくてはなりませんね。


これを書いているPC横で、
元ノラ猫うちの子達は、
互いに重なりくっついて、幸せな寝息をかいている。

あなたたちはここで幸せだよね♡