今回はヤングケアラー、きょうだい児の怒り
について書きたいと思います。
きょうだい児は「怒り」などの感情を抑え込む傾向が強いです。
なぜなら感情をぶつけられる相手がいないから。
たとえ親に感情をぶつけたとしたら、
「〇〇ちゃんは病気(障害がある)なんだから仕方ないでしょう」
「今忙しいから」
と言われてしまうのがオチだからです。
きょうだい児としては何も言えないですし、
親から「これで何も言えないでしょ」と水戸黄門の印籠をつきつけられてしまうようなものです。
(当時の印籠は今で言うピルケースなんですけどね)
きょうだい児が求めていることは、そのような親の正論ではありません。
ただ自分の感情を受け止めてほしかったのです。
心理学では、感情(特にマイナス感情)を受け止めてあげることこそが子どもの自己肯定感や自尊心に繋がるのです。
ですから、子どもの感情を親の正論でねじ伏せてはいけないということです。
きょうだい児の「怒り」具体的には、
・病気や障害のある子どもばかり心配している、甘やかしているように見える。
・家庭内の中でも外でも不公平感
→親だけでなく、まわりの大人たちにも不公平に扱われることがあります
後日、きょうだい児の持ちやすい感情についての対処法を
書きたいと思います。
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