※少しずつ時系列でUP予定です。

※グレー部分は過去の妊娠歴を書いております。

 

◎妊娠1回目:2014年6月流産/妊娠9週前後(原因/染色体異常)

◎妊娠2回目:2014年11月流産/妊娠9週前後(原因/染色体異常)

◎妊娠3回目:2015年5月子宮外妊娠(着床部位不明/抗がん剤で処置)

◎妊娠4回目:2016年11月妊娠/現在妊娠継続中

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 
実は、私の中で、何故か”赤ちゃんはダウン症かもしれない”
 
という気持ちがふつふつと湧き上がっていました。
おそらく、一度21トリソミー(ダウン症候群)が原因で
流産している経緯があるからだと思います。
 
ただ、ダウン症の子が生まれても本人が自立出来るまで
頑張って育て上げる!という覚悟は既に出来ていました。
 
 
 
さて、精密超音波検査当日となりました。
 
Fクリニックで受付を済ませ、ついに呼ばれました。
 
優しそうな男性の先生でした。
 
エコーで体の骨格、向き、臓器、血管などを
本当に細かく見ていきます。
いつも通っている産科のエコー機器など比べものに
ならないクオリティー。
 
私にもしっかり見える位置にスクリーンがあるので
めっちゃ見ていたのですが、あれっ!?と
思うところがありました。
ま、赤ちゃんも動くし、見え方の問題かなーなんて思っていました。
 
かなり長く細かく、先生は見てくれているなーという印象でした。
エコーが終わり、先生が話し始めました。
 
Dr.「臍帯は本来、静脈1本、動脈2本の計3本で成り立っているが、
  動脈が1本しか無い。
  ただ、これは血圧、血流など調べて、特に問題は無く、
  時々起こりうることで、この状態でも元気な赤ちゃんを出産しているので
  問題無いですよ。
 
  ただ、他に問題があることが分かりました。
  手の指の重なり、足が曲がっている、頭蓋の形がイチゴ型、
  ただ心臓が現在正常に見られているのですが、
  これらの状態に当てはまるものがあります。
  18トリソミーです。聞いたことありますか?」 
 
この時、ドクターがエコーをズームアップしながら説明してくれました。
 
左足の足首が内側にひどく曲がっていました。
 
右足は膝から下が内側にひねった状態になっていました。
 
手は片方がグーの状態からパーにできない様子でした。
 
(私は、足が曲がっている、と言われた時に、自分がエコーを
見ていても、左足が足首のところからやけに内側に曲がっているな、
と思っていました。やっぱり・・・とどん底に落ちていきました)
 
私「18トリソミー、聞いたことはありますが、どんなものなのか
  全く知りません。」
 
Dr.「21トリソミーはご存知ですか?」
 
私「はい、かなり勉強しました。」
 
Dr.「18トリソミーは、21トリソミーよりもかなり重いものになります。
   詳しくは、後ほど遺伝カウンセラーより説明がありますので、
   聞いて下さい。」
 
と、多分言われたと思うし、他にもドクターが話していたかもしれませんが、
正直、頭が真っ白で何も思い出せません。
 
診察室を出て、待合室に戻ると、数名待っている妊婦さんがいました。
平常を装わなくては、と思い、そして携帯で18トリソミーを
検索開始しました。
 
お顔の表情も様々ですが、正常とは違うかもしれません。
 
食べることも出来ない。
 
歩くことも出来ない。
 
知的障害があり、話すことも出来ない。
 
病院でも自宅でもずーーーっと管を通したまま
寝たきり状態、24時間看護になる。
 
そして、生まれたとしても1年以内に亡くなる確率90%。
 
・・・。
 
頭真っ白になりました。
 
遺伝カウンセラーさん(下記Aさんと記載)との面談に呼ばれました。
 
検査結果の書類を見せられて、18トリソミーの疑いがあるという
診断になりました。
私が携帯で調べたのと同じ内容が説明され、生まれてくる確率も
だいたい6000〜8000分の1で、生れてこず死産になることも
あるとの事。
私は、ダウン症とは比べものにならないほどの重度障害であると
やっと認識する事が出来ました。
 
Aさん「今後ですが、染色体確定検査である羊水検査を受けて、
    結果が18トリソミーと確定した場合は、赤ちゃんを諦める
    (中絶する)という選択もまだ間に合います。
    どうしましょうか」
 
私「・・・。」言葉出ず、初めてクリニックで泣きました。
 
 
過去に2度の流産、3回目の妊娠が子宮外と説明をされた時も
クリニックで泣いた事は一度もありませんでした。
 
でも、もう止まりませんでした。
 
すぐ横にあるティッシュが、鼻に優しいちょっと高価なもので、
 
私「ティッシュ、もらってもいいですか?」
 
Aさん「どうぞ、気がすむまでゆっくりで大丈夫ですよ。」
 
ティッシュがちょっと良いもので、少し優しさを感じました。
 
私「主人は恐らく、耐えらえないと思います。私はどんな子が生まれても
  覚悟ができていましたが、何故かダウン症の子だと思っていて、
  18トリソミーの事は全く知りませんでした。もし生まれてくれたとしても
  看とる為に生まれてくるようなもので。長く一緒に居れば居るほど
  愛着が湧いてしまい、悲しさが倍増するのは耐えられないかも、
  と今は思います。」
 
Aさん「羊水検査ですが、明日に空きがあるので借り予約をしておきました。
   どうしましょうか?」
 
私「明日受けます。こちらで受けられますか?」
 
Aさん「こちらで受けられます。」
 
遺伝カウンセラーさんとの面談が終わり、待合で会計を待っていました。
 
妊娠22週を超えてしまうと法律で(母体を守るという事もありますが)
中絶は出来ません。22週以降に18トリソミーが分かったとしても、
私にはもう選択肢はなく、生まれるまで待つしかありません。
 
もし今日の検査予約が3/30のままだったら、
その時点で妊娠21週の為、もう選択する時間は無かった。
 
予約が早くなった事で早く18トリソミーを知る事が出来、
選択できる時間が出来た。
 
何だか神さまに導かれた気がしました。
(特に決まった宗教を信仰してはいませんが)
 
私が病気で死ぬわけではない。
病気と闘っている人に比べたら足元にも及ばない。
 
だからくよくよしても仕方ない、と思っています。
 
ただ、12週以降の中絶は普通分娩と同じようになるので、
もし私が中絶を選択した場合は、出産させる事になります。
死亡届も出す事になります。
 
中絶した場合の話をAさんに伺ったのですが、分娩&葬儀費用全込で
100万円だそうです。そして出産一時金も出るそうです。
中期中絶は初期中絶と異なり、初期は胎盤を剥がすので子宮に傷がつく
可能性がありますが、中期(今回の場合)は赤ちゃんも小さく、
おそらく1回でするっと出てくるので子宮への傷は無いそうです。
 
今回で4回目の妊娠でした。
 
初めて、やっと妊娠が継続していました。
 
なかなかうまくいかないものですね。
 
まだ、諸々確定では無いですが、もう覚悟は出来ました。
 
明日の羊水検査は四日後に出ます。
 
主人は今日出張で不在で良かった。
明日帰宅なので、どうやって話すか考えなくては。
 
これは、私の意見というか希望ですが、、、
 
染色体異常の場合は、”着床しない”という機能が
受精卵にあれば良いのになぁと、つくづく思うのでした。
 
暗い話ですみません。
 
でも、私もいろいろな方のブログに本当に助けられたので、
記録に残しておこうと思います。
少しでも、どなたかのお役に立てればと。
 
今週末、戌の日で実家両親と皆で一緒に安産祈願に行く予定でしたが、
一旦キャンセルしようと思います。
 
それと、土曜日にも妊婦健診がありましたが、羊水検査結果が出てから
改めて予約しようと一旦、こちらもキャンセルしよう。