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スペインといえば最先端の科学的調理を行っておきたい。やっぱり頼りのミシュランガイド。

まずはチャコリをいただきながらのアミューズは、枯山水みたいな砂浜。
下の砂は海老の粉。
左の葉っぱはオイスターリーフという、本当に牡蠣の味がする葉にチャコリの雫。
次はココアで作ったシェルの中に生のムール貝。
雲丹のスポンジ。
苔のついた石に見たてた、コーンのおかきみたいなの。
goose barnacleというフジツボの天ぷらを珊瑚に。
ふーむ、なるほど~、と唸りながらひとつひとつ堪能。
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2人で違うコースにして、いろんな料理を味わったらどう?と言われてその通りに。スペイン人のサービスは本当に肩肘張らずにフレンドリー。
というわけで17品ものモダンアートのような作品をいただくことに。
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このフォアグラの生具合は完璧。
'lots of salt and pepper'とメニューに書いてあって、目の前で大量にまぶされて困惑しながら食べてみると、塩に見たてたお米のパフと胡椒に見たてた砂糖。甘みとカリカリの食感がフォアグラと相性抜群。

口に入れてびっくりした顔を見て、してやったりと嬉しそうなフロアマネージャーさん。
行き届いた接客なのに一緒に楽しんでくれる余裕がある。

塩気が私には強過ぎたのと、シーフードの扱いはやはり日本人が1番かも、と感じたりもしつつ、天才シェフの遊び心がここまで楽しい食事を出すところは唯一無二のレストラン。