1990年代中期に完全撤退したカワイシンセサイザー。中期モデル。こいつはウチの中核機だったのでスイッチ類が完全にイカれた。
なので、これがないとイメージ通りの音創りができない。
「これは、困った!致命的だ!!!!!」ってなって、もうやっぱりだめかぁ…おおよそ30年物だものなぁ。
と悲観したところ、ダメ元でインターネットで修理に関する物をググってみた。
そうしたら、ヒット!
おー神様はいるなぁ〜。見捨てられてないぞ。
二店舗見つかったので、両方に連絡をして(2台所有しているので)両方に修理依頼。
シンセサイザーの困ったところは運送手段が面倒なことと、結構高額な運送費。
ひとつは東京にある修理屋さんで、もう一つは九州にある修理屋さん。
東京の方は車で持ち込みオッケーということなので、車で持ち込み。
もう一方が、これが大変で、本体をみてみないと修理可能かわからないから、とにかく送ってくださいとのこと。
この時点で修理不可能でも往復の送料代を覚悟しないとならず。
それでも修理が優先して、ソフトケースに入れてまずクロネコヤマトへもって行ったらダンボールなどで梱包して持ってきて下さいと言われて帰宅。
次の日パート先から大きなダンボールをもらってきたので、汗だくでキーボードの梱包工作。
キーボードのサイズに合うダンボールなんて無いので、ツギハギで梱包。
最初ダイソーのガムテープとクリアーテープを買ってきて貼ってみたんだけど、粘度と強度が使い物にならず、工場で使う梱包用テープを分けてもらって、ぐるぐる巻きにした。
(画像がどっかにあるはずなんだけど、とりわすれたか出てこない。
次回ローランドS50の修理があるのでその時載せます)
ちょっとした、大人のおもちゃ入ってんじゃねー?みたいなサイズなんですよ。これが…
前日にクロネコヤマトに持っていって相談していおたので、店員さんは作り上げた作品をみて「オー立派、これなら大丈夫ね」みたいなこと言ってた。
送料のお値段が3400円くらいっだたかな、往復で7千円覚悟で出荷決定。
送り先は、九州にある「スティディワークス」。https://www.steadyworks.jp
東京にある送り先は、持ち込み(ガソリン代だけで済むので)「オープンエアースタジオ」http://www011.upp.so-net.ne.jp/mondo-reco/
こんなの、はじめての経験なので予算の関係とか、わからないことばかりで不安だったのだけど、神にも縋るきもちが優先。
両者ともあらかじめ、連絡を取って症状別に出すことにしました。
オープンエアースタジオさんのところはデジタルに強くないらしく、電話で伝えた症状で無理な可能性を言われスイッチの交換だけをお願いし、もう1台の重度の方をスティディワークさんにお願いしました。
持ち込み用の梱包はこんな感じ、これにダンボールをかぶせるのを想像してみて…
一番右のでかいのは、ローランドS−50、ver2。これは修理不能ということなので、スティディワークスさん送りで只今待機中。
オープンエアースタジオさんの方はK4の他にローランドJUNO-106のスイッチ折れも交換してもらいました。
内部処理はしていないので、応急処置的な修理になりますが、プライスが手頃なので、派手に壊れていなければこちらのお店をチョイスするのも手です。
さて、もう一方の重度のK4。
送ってみたところ、あっさり「治ります」の返事が。
即答、修理して下さいの返事。修理費用は最初に教えてくれますので、その時点でお財布の中身が足らない場合は戻してもらえます。
>■1)基本工賃(必須) ・・・ 5,400 円
>
> ■2)音声出力不良修理 ・・・ 5,400 円
>
> ■3)リフレッシュメンテナンス ・・・ 20,520 円
>
> ■4)フロントパネル全スイッチ交換 ・・・ 16,200 円
>
> ■5)梱包費(必須) ・・・ 3,240 円
>
> ------------------------------
>
> 基本作業合計金額 ・・・ 50,760 円
>
> ■)バックアップ電池交換 ・・・ 3,240 円
でした。
実際にオペに入ると、メールのやり取りがとても丁寧で、大切なマシンを送り込んでいるこちらからすると安心感がありました。
交換したパーツ。交換は返却してもらえます。
炊飯器とか洗濯機とかリモコンにつかわれてるご存知タクトスイッチ。
経年劣化で電解コンデンサーの容量抜けもあるので、直したほうがいいと勧められたので全交換してもらいました。
すっかり新品。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
おまけ画像。
田舎モンなので、思わず撮ってしまった東京スカイツリー
/exit