仕事は夕方からなので、午前中は大抵は手作りスタジオ篭り。
今日は、出入力系の配置変換やってました。
これが、またキツイのです。
スピーカーとラックの狭い隙間から入り込んで、片方だけの足で全バランスとエネルギーを吸収しつつ腹筋を利用して、アンプのうしろのコネクタをいじくり回す。
一年前では絶対に出来なかったと思う。昨年ちょっと入院しまして、体力回復のため食べまくってたから、楽勝10キロ以上デブりましたが、仕事してたらヒザにキテ減量やむなし。
単に体重を落とすとヒョロ吉になるので、キントレで強化しといたのが幸いしたかも。
6畳のスタジオは、立体的なシンセサイザーを置くには思いっきり狭い空間。
それに、配線を張り巡らすのには余分な贅肉を筋肉に変換しないとまずムリ。動けません。
最近のDAWならパソコンにソフトをダウンロードして10キロあるかないかのパワードスピーカーを設置でオッケーなんだろうけど、レトロマシーンは一つ一つが重くてデカイ。
PCの下にあった、アナログ波形モニターを横のラックに移動して、ノイズエリミネーターとコンプレッサーを配置。
正面に持ってきたほうが、かかり具合がよくわかるし操作がしやすい。
コンプレッサーは、ベリンガーのMDX-8000というモデルです。
「ベリンガー?、格安モデルじゃん」って思うのは若い印だ。若いって羨ましい…寝なくても動けるし、ジジィになると色々動きが…愚痴になるので話を戻そう。
そもそも、このドイツのメーカー。最初は高額なモデルしか作ってなくて、このモデルも198,000円だったと思う。
もーちょい出して真空管のウーレイにするかこっちにするか悩んだのを覚えている。
結局ユニークさにひかれて購入。
結果は間違っていなかった。
ふつうのコンプレッサーは全周波数帯域に対して圧縮ないしリミットを掛けるのに対して、このコンプレッサーはちょっと変わった仕組みで、圧縮を4つの音域に別々に足したり引いたり出来るという代物。
ここは、コンプリミッターと同じで、入力感度や圧縮率をコントロールする部分で至ってフツー。
ここが、個性的なんです。
周波数帯が4つに分かれていて、別々にレベルを調整出来るというスグレモノ。
今のDTM/DAWは自動でやってくれたりするので七面倒臭い事は気にしなくても綺麗に録音できるはずなので、気にしなくてもいいのだろうけれど、昔の宅録は特にベース、ドラム、ボーカルは別々にコンプレッションしていたりするから、バランスを取るのが物凄く大変。ちょっといじると全体をいじり直さないとならない始末になる。
ベースやらドラムトラックの低音はキマっているのに、ボーカルが抜けないとか、キラキラ系が欲張りすぎてるとか、マスタリングしてるとかならず直面するお悩みを解決してくれるというものなのです。
メーターもドハデに輝く。
ハードウエアの好きな所は、場所をとったり操作がややこしかったりするのだけど、ズラーッと並べるとメチャかっこいいというか壮観というか、これを俺がコントロールしてるんだぜぇーって自己満足に浸れる所です。
/exit