大分更新をさぼってしまっていた。何だかんだ不便だと言っても松葉杖の使い方はかなり上達して、会社ですれ違う人々が「うまくつかいこなすなあ」という目で見ているのが分かるくらいである。
フロア内の簡単な移動は椅子にキャスターがついているので、それで転がしてしまうか、気をつけながらケンケンで移動をしたりしている。

やっぱり夜に家に帰ってくるとグッタリしてしまうが、それも以前ほどでは無い。やっぱり問題なのはストレスから来るものなのか、気分の浮沈が激しくなっていることである。正直うまれて初めて「そう鬱」というものを実感しているのかもしれない。

ここからはちょっと何だかちょっと、「手前味噌」というか「嫌味っぽい」かもしれないくだりになりそうなので、気が進まない方は読み飛ばしていただきたい。


趣味のサッカーで大怪我などして凹んでいるさなかではあるが、実は丁度1週間前にブログを書いた後、来年度に向けての組織人事で役職先行の飛び級で部長職に昇格するという、自分にも家族にも嬉しい出来事があった。

それはそれでこれまでの成果が認められて、非常に喜ばしいことなのだが、すぐさま始った来期への諸々の準備で多忙を極める中、松葉杖でウロウロしなくてはならない自分に無性に腹が立ったり、期末に向けてラストスパートかけてくれている部下のサポートにろくすっぽ回れない歯がゆさと悔しさで、逆に情けなさの方に気持ちが振れてしまっていた1週間でもあった。

4歳と2歳の息子を抱えての共働きで、自分もマネージャー職で大きな仕事を抱えてる奥さんと二人三脚で頑張っていたのに、ここのところは家事での負担もかけまくっているし、そのくせ頼んだ事をやっておいてくれないとそれにあたっている自分の不甲斐なさなど、公私ともに「人に甘えられない、頼れない、頼りたくない自分」にあらためて気づく部分と逆に「本当は人に頼りたい自分」もいるんじゃないの多分に・・・などと考えると、これまでに経験したことが無いような気分の落ち込みになったりしていた。

これまでどんなに厳しい事があってもくぐりぬけてきた自信があって、どんなコミュニティに入っても「絶対逃げない、心が折れない人、頼れる人」と言われるのが嬉しくもあり、そうありたいと思って40を越えてようやく少し近づけたのかもと思っていた矢先に、「何だこんなに脆いのか」といった現実を見せつけられて精神的にくたばっていたのだろう。

それでも会社ではあくまで強気で「アキレス腱切れてても歩けるんだぜ」とか「いまこのオフィス内で松葉杖つかせたらNo1の自信あるぜ」などと軽口をたたいて一緒に笑っている自分が好きだったりもするし、それがやっぱり自分を奮起させる源だったりもする。

体も気持ちも自分の思い通りにできると思っていた時だけの、驕りだったんだなあ・・・・

今回の怪我は、それは辛い出来事であるのは間違いないですが、
人生の後半戦に突入する今の時期に、やっぱり神様が与えてくれたプレゼントなのかもしれません♪