リウマチわるいこと

リウマチにわるいこと

①無理をすること

リウマチの発病初期には関節の炎症症状も強く、疲れやすい状態にあります。 この時期には無理をしないことが大切です。 発病初期の炎症の強い間は安静にして、1~2ヶ月休んでいるだけでリウマチの炎症はおさまっていきます。 無理をして、その後、急速にリウマチの病状が悪くなるということがありますので、調子の悪い時期には無理をしないよう注意してください。

 

リウマチ体験談

父がリウマチになりましたのは、平成27年3月に整形外科で、わかりました。 でもそこは、リウマチ専門ではありませんでしたので、ネットで口コミ等を参考にし、通う事にしました。 そもそも3月にリウマチかもしれないと診断される前から前兆があったと思います。 肩が上がらない、ひざが痛む、足を引きずりながら歩く等 ...
>>このリウマチ体験談の続きはこちら


②ステロイド剤を急に中止すること

リウマチの発病初期にはステロイド剤、抗リウマチ薬、非ステロイド性抗炎症薬の3種類の薬を組み合わせて使用されることがよくあります。 ステロイド剤は服用を急にやめるとリバウンド(反動)と呼ばれるリウマチ病状の急激な悪化がみられます。 ステロイド剤を自己判断でやめてはいけないということを忘れないでください。
 

③調子がよいからといって治療を中断すること

ある程度よくなった方は長期間リウマチが再発しない場合もありますが、半年から1~2年経つとほとんどの患者さんが再発してきます。 リウマチがほとんど治ったという状態になっても薬物治療は続けたほうがよいのです。 飲む量を減らす、服用回数を減らすということはあっても完全にはやめないほうがよいでしょう。
 

④体をぬらしたり冷やしたりすること

昔からリウマチを悪化させる原因として「風・寒・湿(風・冷え・湿気)」が知られています。 雨にぬれたり、寒いところで長時間過ごしたりして、体を冷やすことかおりますが、冷えをきっかけにリウマチが悪化することがあります。 そのようなときは、お風呂に入ってじゅうぶんからだを温めて、早めにリウマチの痛みをやわらげることを心がけてください。 またカイロなどを用意して、からだが冷えたときには温めるようにすると、それだけでリウマチの痛みがやわらぐことがあります。
 

⑤不用意に重いものを片手で持つこと

日常生活のなかでとくに注意したいことは、調子のよいときに、ついお鍋を片手で持ったり、あるいは牛乳瓶やビール瓶を持って関節を痛めてしまうことです。 リウマチで痛めやすいのはより小さい関節です。肩よりは肘、肘よりは手首、手首よりは指などです。 つまり、なるべくおおきい関節を使ってモノを持つように日頃から習慣づけることが大切です。 関節を痛めたことをきっかけにリウマチが悪化していくということもあるので注意してください。
 

⑥同じ姿勢を長時間続けること

編み物や読書、庭の手入れなど普段おこなっているような動作でも、長時間続けるとそれが思わぬリウマチ悪化の引き金になることがあります。 「長時間」というのはリウマチ患者さんの場合、30分以上が目安です。 とくに編み物は首の頚椎というところを痛めやすく、頚椎障害の悪化の原因には編み物、読書が入っています。 読書でも編み物でもなんでも、20分を目安におこないましょう。
 

⑦からだを冷やす食事と消化の悪いものや甘いものを摂リすぎること

タケノコや力キ氷、夏の冷たい果物などはからだを冷やすといわれていますし、イカやタコなどの海産物は消化が悪いといわれています。 このようなからだを冷やすものや消化の悪いものはリウマチを悪化させることがあります。 からだを冷やした後に強く痛みが出たり、消化の悪いものを摂り過ぎて胃や腸の働きが悪くなったりすると、薬が飲めなくなりリウマチの症状の悪化につながります。 甘いものを摂り過ぎると昔から骨をもろくするといわれています。 甘いものはカルシウムの吸収をおさえ、脂肪細胞を増やします。 骨が弱くなる、体重が増えてしまうなど、リウマチにとって糖分の摂り過ぎはよくないことが多いといえます。 反対に、イワシやサバなどの青背の魚、小魚、豚肉、レバー、シソ油などを食事にとり入れるとリウマチによいとされます。
 

⑧高い枕で寝ること

頚椎は力を抜いた状態では前向きにうつむく格好になります。 高い枕はそれをさらに助長するので低い枕のほうが頚椎に負担がかかりません。 とくに仰向けに寝るときは自分の姿勢と同じくらいの低い枕で寝ることが大切です。 首が前にずれてくることを亜脱臼といいますが、頚椎に亜脱臼が起こって、それがある程度ひどくなると、両手両足にしびれが出てきます。 しびれが少しでも出てきたときには低い枕を使用すると予防できます。