アメリカロケと言えば当然ハリウッド。
機材、スタッフ、モデル、俳優が世界から集まっているわけだから
必然的にロケの機会が多くなる。
撮影内容は雨の中のサッカーの試合、しかも夜。
これはカナリ大掛かり。
選手役、観客役の出演者だけでも200名は越えるし、
照明や、雨を降らすスタップも多い。
総勢300名ほど。
だからハリウッドだったんだけど、
行ってみたら俳優たちの労組(ユニオン)の
ストライキが始まってていた。
出発前からその情報は入ってたけど、
このストライキがなかなか終わらない。
ので、ユニオンに入っていない俳優たちをキャスティングして
ロケスタート。
すると、どこから情報を仕入れたのか
デモ隊がごっそり現れて、
拡声器で叫ぶは、カメラに映りこむ場所で
プラカードかざすわ。収集つかず。
相手は俳優だから写るアングルをよくわかってる。
結局、リーダーに日本から来た事情を説明して
袖を引っ張って解決。
アメリカでも袖かよ。
チェコ
チェコはプラハ郊外での車の撮影。
90年代のプラハは東西が冷戦が終わって数年
まだ、東欧の雰囲気満載の街でした。
街には資本主義の象徴である広告看板がまだ少ないし、
夜は暗く、市内を走る旧式のトラムに乗っていると
トムクルーズにでもなった気持ちになりました。
街には中古の楽器店やカメラ店が多く
ソ連製の8mmカメラなんかが並んで、
芸術の都の雰囲気もそこかしこに。
さて、仕事ですが
プラハから3時間ほど移動した
菜の花が咲く美しい街道を走る車を撮る予定(写真参照)
もちろん、撮影の許可申請は一週間も前に申請承認済み。
のはずだった。またまたいつものパターン。
現地の県知事みたいな人が、「わしゃ聞いとらん」と。
「警察の許可なんて知らん」っと。
なんとも東欧的な感じでしょ。
なんだかんだとかなり食い下がっても無理。
それなら、こちらも大和魂に火がついて
無許可でやっちまおう。早朝だし、捕まったって
この国の前科ものなんて日本じゃ関係ないし。
強制送還なら箔がつく。
もう破れかぶれな気持ちで撮影していると
来てしまいました地元警察の白バイ。
しかしこちらも頭に来ているので、
警察が許可したからここまで来た、、云々言ってたら
様子が少しおかしい。
現地のコーディネータいわく、
許可がないと撮影が危険なので交通整理してやってもいい。
とか、言っているらしい。
時分はもう勤務明けだから。
あああ、そういうことね。
かの地警察のためにこれ以上は書かないけど、
途上国の役人などによくあるアルバイト。
って。ことで
ぼくらは撮影は無事に袖をおろした。
