【あとがき】 消えた命
【小説・残酷な秘密基地】
のあとがき・・・というか、追記のようなものですが、
病院の先生は、友達が止めるまで、
心臓マッサージを、40分以上続けてくれたそうです。
20~30分間が、生死ギリギリのラインらしいです。
「もう、いいです。ありがとうございました」
と、頭を下げた友達の気持ちは、想像することもできませんが、
友達が愛していた犬が、
死ぬ間際に、友達の元に戻ってこれたこと、
小さな身体を襲っていた激痛から、今は解放されていること、
もう、飢えに苦しむこともないこと。
それだけが救いです。
石や土を、あんな小さな身体に詰め込まれて・・・、
どれだけ怖かっただろう。
痛かっただろう。
石や土は、エサじゃないんだ。
茶碗に一杯でもいいから石と土を食ってみろよ、頼むから。
粗相をすると、
怒られるのが怖くて部屋の隅に隠れるから、
すぐに、何か悪さをしたことがバレちゃって、
憎めなくて、
散歩が大好きで、
友達の側を、ずっと離れなかった、優しい犬。
どうか、苦しかった思い出は忘れて、
友達との楽しい思い出を胸に、安らかに眠っていてほしい。
そして、
僕が飼っている猫だけに限らず、
皆さんが一緒に暮らしている動物達にも、少しでも幸せが訪れますように。