ウニョウニョと回り道をして最後に辿り着いた3ヶ月待ちクリニック。


待ちに待った診察日。


駅近のこじんまりとした綺麗なクリニックで完全予約制。

同時間帯の予約の患者さんお一人が先にいらっしゃっていました。


さて、私の診察。

まずはどこのリンパ浮腫クリニックでもやる脚の計測。

事前に状態についての質問票に答えてはあるのですが、看護師さんに更に詳しく聞き取りされます。


そして医師登場。

気さくでとても話しやすい方でした。

計測・聞き取りデータをもとに医師が言うには、


今のCatさんの状態は100点満点でいうと、90点!


つい、えっ、そんなにいいんですかっ?と訊いてしまいました。


先生曰く、まだ全然脂肪が柔らかいから浮腫んでない、との事。


じゃあなんで腫れるし、不快感があるの?


一通り検査は受けているようだから、それを調べるためにリンパシンチグラフィーを受けてみましょうか。

その結果を踏まえて今後の治療を決めましょう!


という事になり、このクリニックにはその施設がないので、紹介状を持って後日施設のある近所の総合病院に行ってきました。


この検査、足から弱い放射性のある検査薬を注射して、その液体がリンパ管を流れていく様子をCTの壁なしバージョンみたいな装置で撮影します。


で、この注射、ICG検査と一緒で脚の場合は足の甲の2か所、親指と人差指、薬指と小指の間あたりに打つんですが、ICG同様痛いのでまず麻酔を打つんですね。


そのお陰で検査薬の注射時には痛くないんですが、麻酔の注射が結構痛い😿


うっ、と体に力が入ります😹


で、ICG検査とシンチグラフィの違いなんですが、前者はリアルタイムでモニターで流れをみるんですが、後者は3回撮影するんですね。


リンパの流れは血液と違ってゆっくりなので、まずは注射後しばらくしてからリンパが上に向かって流れていく様子を追いかける様に足から頭に向かってゆっくり撮影します。


これはリンパが流れているか、流れが止まっていないかをみるんでしょうね。


その後間隔をおいて2度撮影します。


これはリンパの漏れをみるようです。


撮影と撮影の間の待ちを入れ、トータル90分ほどかかります。


長丁場!


因みに、装置は顔スレスレを通って行きますっ!こわっ💦


そしてこの日はこの検査で終了、結果は後日クリニックで。


個人情報ですが、参考のためにリンパシンチグラフィーの画像をシェアします。


まずはJR東京総合病院さんからお借りした正常例(左)とリンパ浮腫の例(右)から。
どちらとも前から撮った画像、つまり、左の脚が実際の右脚です。

太いリンパ管はくるぶし内側から内ももを通ってお腹で合流、左鎖骨から心臓に戻ります。

良い例の右上の方が黒く丸くなっていますね。
そこが鎖骨部。
流れが良い証拠です。

対して悪い例の方は、まず流れがお腹で止まっていて上まで流れていっていません。

更に右足が左足に比べて脚の輪郭がはっきり見えています。
リンパ液が漏れているということです。

では私は?

じゃーん!

先生によると、ほぼ正常な人に近い形で元気に流れているそうです。


うわー、良かったー。


確かに、上まで流れてます!

で、ちゃんと左鎖骨から入ってますね。

更に注目は、右足外側!

これ、体が副流を作ったんだそうです。

左の太ももふくらはぎ辺りにも若干みられます。


手術後すぐの浮腫は一時性、その後しばらく続くとしても体が上手くバイパスを作ることもあるから、リンパ浮腫と診断するには時期早々で手術後1年は様子見、と聞いていましたが、こういうことなのか!


クサイ言い方ですが、身体の神秘に感動しました。


生きてるって、私が呼吸してるっていうんじゃなくて、私に呼吸させるために日々細胞レベルで身体の中で凄いことになってるんだなあって。


正しく、「はたらく細胞」の世界😺


ただ、お腹の辺りに若干溜まっている様子があり、これが不快感の原因では、との事でした。


そして治療ですが、今まで通り弾性ストッキングによる圧迫、もしくはLVA手術も保険適用で可、との事で、どうしようか考え中です。


因みに、手術も3ヶ月待ち😹


t*********さん、少し参考になったかしら??

もしかすると私と同じ感じかもしれませんよ。


ちょっと長くなったので今回はここまでにしますが、次回もう少し、リンパ浮腫に関する聞きかじり😸を書いてみようかと思います。