今日は「お盆の入り」ですね
前回は暦の立秋・立冬・立春・立夏と実際の気候とのズレについて書きましたが
今回は13日が「お盆」の入りですので、少しだけ書いておこうかと思いました。
お盆と言われても私も子供の時には何も分かりませんでした。
逆に、子供の頃は知らなくて当然の行事と言えるでしょうね。
私も大人になって 8月13日~16日の4日間の間にご先祖様を
自宅に迎入れるものであるという行事であることを知ったし、
16日には今度はお送りをすると言うことを行う行事ですよね。
そしてまた、この行事も昭和時代と今日とでは多少変わって来ていますね。
ご先祖様を迎える時に「迎え火」、送る時に「送り火」を行なっていますが
麻幹(おがら)を焚く行為は昭和時代からのものであるがご先祖様が乗って
来る時の馬と帰る時の牛は今日においては藁で作られたものになっている。
昭和時代においては馬はキュウリで牛はナスで作ったものであったのです。
何故、ご先祖様が来る時は馬で、帰る時には牛に乗って帰るのかというのは
来る時にはご先祖様に早く来てもらいたいと言うことで馬を用意して迎え、
帰る時はゆっくりと帰ってくださいねということで牛を用意するのですね。
従って、迎え火と送り火の時には麻幹・馬・牛を用意して行うのは変わって
いません。繰り返しになりますが、変わったのは馬と牛が藁になったこと。
これだけですね。尚、送り火の日には大文字焼きが行われますから、これで
「今日は送り火の日」ということも忘れず、ご先祖様を送る事が出来ますね。
それでは今回も1曲ですが「お盆に因んだ曲」を聴いてみましょう。
この『精霊流し』とは長崎を中心に「お盆」の時に行われるものだそうです。