今回は、スマートフォン向けゲーム『メダロットサバイバー』について、改めてプレイして感じたことを語っていきたいと思います。
最近、少しずつ『メダロットサバイバー』を遊ぶようになりました。
リリース当初は厳しい評価をしていた部分もある作品ですが、アップデートによって操作性や利便性が改善され、以前よりも遊びやすくなってきたと感じています。
一方で、メダロットシリーズのファンとして、どうしても気になってしまう部分もあります。
今回は、そんな本作の良いところと気になるところ、そして海外展開によって生まれた新たな楽しみについて、まとめてみたいと思います。
1. 発表当時は、コンシューマー向け新作への期待があった

『メダロットサバイバー』が発表された当時、私は少し複雑な気持ちでした。
当時は、ニンテンドー3DS向けに発売された『メダロット9』や『メダロット ガールズミッション』といった作品で楽しんでいた一方、オンラインでの対戦環境が失われていくことも気になっていました。
もちろん、スマートフォン向けには『メダロットS』もありました。しかし、ソーシャルゲームという性質もあって、従来のシリーズ作品で楽しんでいた対戦とは、少し違ったものに感じていたんですよね。
そんな状況だったこともあり、そろそろ家庭用ゲーム機向けの新作が発表されるのではないか、と期待していました。
そして、メダロットの日に発表されたのが『メダロットサバイバー』でした。
しかし、発表されたのはスマートフォン向けのゲーム。それも、当時の私が期待していたような、メダロットらしいパーツカスタマイズや対戦を中心とした作品とは異なる、いわゆる「サバイバーライク」と呼ばれるタイプのゲームでした。
正直なところ、当時はかなりがっかりしたのを覚えています。
メダロットの新作が出ること自体はうれしいものの、求めていたものとは違っていた。そんな気持ちがありました。
そうした経緯もあって、本作には当初から厳しい目を向けていた部分があります。
ただ、最近はアップデートも重ねられ、ゲームとしての遊びやすさは少しずつ改善されてきました。
今回は、改めてプレイしてみて感じた変化についても触れていきます。
2. コントローラー対応で、操作性が大きく改善!
最近のアップデートで、個人的に最も大きな改善だと感じたのが、ゲームコントローラーへの対応です。
これまでのスマートフォンでの操作は、画面をタップしたり、指をスライドさせたりする方法が中心でした。
しかし、こうしたタッチ操作では、どうしても操作に限界があります。
敵の攻撃を避けながら移動したい場面でも、思うように動けなかったり、キャラクターを強化しても操作そのものの難しさが残っていたりすることがありました。
その点、コントローラーに対応したことで、スティックを使って直感的にキャラクターを操作できるようになりました。
やはり、ほかのアクションゲームと同じような感覚で操作できるのは大きいですね。
実際に使ってみると、移動がかなり快適になりました。個人的には、コントローラー対応だけでも、本作を以前より遊びやすく感じる理由になっています。
もちろん、コントローラーを使用すればすべての問題が解決するわけではありません。それでも、アクションゲームとしての操作性が改善されたことは、素直に評価したいところです。
3. 強化や管理など、細かな不便さも改善されてきた
操作性だけでなく、ゲーム内のさまざまな機能も便利になってきました。
例えば、メダサーチなどを活用することで、キャラクターのレベルを上げやすくなったと感じています。
また、強化をまとめて行える一括強化や、記録などの操作をまとめて行える機能も、日々プレイするうえではありがたい改善です。
スマートフォン向けのゲームは、毎日少しずつ遊ぶことも多いので、こうした細かな手間が減るのは大切なことだと思います。
一つひとつは小さな変更かもしれませんが、積み重なることでプレイ時のストレスは軽減されます。
以前と比べれば、ゲームとしての利便性は着実に向上しているのではないでしょうか。
4. 海外向けの英語対応は、メダロットにとって大きな一歩
本作について、もう一つ注目したいのが英語対応です。
日本語だけでなく英語でもプレイできるようになったことで、海外のファンにとっても、本作を通じてメダロットに触れる機会が生まれました。
日本のファンからすると、メダロットは長い歴史を持つシリーズです。
『メダロット9』や『ガールズミッション』といったニンテンドー3DS作品もあり、家庭用ゲーム機向けのタイトルに触れてきた人も多いでしょう。
一方、海外では、シリーズのゲームを遊べる機会が日本ほど多くありませんでした。
そのため、海外のファンにとっては、メダロットのキャラクターが登場するゲームを英語で遊べること自体に、大きな意味があるのだと思います。
もちろん、英語に対応したからといって、シリーズが抱えている課題がすべて解決するわけではありません。
それでも、海外のプレイヤーがメダロットという作品に触れ、シリーズへの興味を持つきっかけになったのであれば、それは良いことだと思います。
海外向けにメダロットのタイトルが展開されることで、シリーズが今も動き続けていることを実感できる。そうした意味では、本作にも評価できる部分があると感じています。
5. やはり気になるのは「メダロットらしさ」の不足

ここまで本作の良いところを挙げてきましたが、個人的にどうしても気になってしまう部分もあります。
それは、メダロットらしさが十分に感じられないことです。
本作には、歴代シリーズからさまざまなメダロットやメダロッターが登場します。過去作のキャラクターが再び登場することは、シリーズのファンにとってうれしい要素です。
また、メダルやメダリアなど、メダロットシリーズに関連する要素も一部取り入れられています。
しかし、ゲームの根本的なシステムを見てみると、従来のメダロットとはかなり異なるものになっています。
メダロットといえば、頭部・右腕・左腕・脚部の4つのパーツを組み合わせ、メダルをセットすることで、自分だけの機体を作り上げていくカスタマイズが大きな魅力です。
どのパーツを採用するのか。どんな能力を持たせるのか。そして、相手の編成に対して、どのような機体で挑むのか。
こうした要素があってこそ、メダロットというゲームの面白さが生まれていたのだと思います。
ところが、本作では、そうしたシリーズの基本ともいえる仕組みが大幅に簡略化されています。
もちろん、作品ごとにゲームシステムが変わること自体は悪いことではありません。メダロットは、これまでもさまざまなジャンルや遊び方に挑戦してきたシリーズです。
しかし、新しいジャンルに挑戦するのであれば、その中にメダロットならではの面白さをどう組み込むのか、という部分も大切なのではないでしょうか。
個人的には、歴代のメダロットやメダロッターが登場するだけでは、少し物足りなさを感じてしまいます。
キャラクターの見た目はメダロットでも、ゲームの仕組みそのものにメダロットらしさがあまり感じられない。
そこが、本作に対する大きな不満の一つです。
6. キャラクターの魅力だけでは補いきれない部分もある

本作には、過去作から登場した魅力的なメダロットやメダロッターが数多く登場しています。
懐かしいキャラクターに再会できることは、本作を遊ぶ楽しみの一つです。
ただ、個人的には、キャラクターの魅力を生かす方法についても、もう少し工夫が欲しかったと感じています。
例えば、メダロットの頭部・両腕・脚部といった各パーツや、メダルとの組み合わせによって機体の個性を表現することは、シリーズならではの魅力です。
ところが、本作では、そうした要素よりも、キャラクターの外見や個別の性能を中心に楽しむ形になっています。
そのため、メダロットの基本的な設定や、パーツを組み合わせる面白さが薄れてしまっているように感じます。
せっかくメダロットというIPを使っているのだから、もう少しシリーズらしい要素をゲームシステムに取り入れられなかったのだろうか……と思ってしまいます。
新しいジャンルに挑戦することと、シリーズらしさを残すこと。その両立は難しいのかもしれませんが、ファンとしては、もう一歩踏み込んでほしかったところです。
7. 報酬を受け取るための広告が多いのも気になる
ゲームシステム以外では、広告の多さも気になっています。
本作では、報酬を受け取るために動画広告を視聴する場面があります。
特に、1日の報酬をひと通り受け取ろうとすると、何度も広告を見なければならないことがあり、これが少し面倒に感じられます。
もちろん、広告によってゲームの運営を支える仕組みがあることは理解しています。
しかし、ゲームを遊びたいと思って起動したのに、報酬を回収するための作業に時間を取られてしまうのは、少しもどかしいですね。
一度や二度なら気にならなくても、毎日繰り返すとなると話は別です。
ゲーム本編を楽しむ時間と、報酬を回収するための作業。そのバランスについては、今後もう少し改善されるとうれしいところです。
8. それでも、メダロットの今後には期待したい
ここまで『メダロットサバイバー』について、良いところと気になるところを挙げてきました。
本作は、アップデートによって操作性や利便性が改善され、以前よりも遊びやすくなってきています。
私自身も、最近は少しずつプレイするようになり、初期から入手できるノーマルキャラクターを育成することで、どこまで戦えるようになるのか試す楽しみも感じています。
一方で、メダロットらしいパーツカスタマイズが十分に生かされていないことや、広告の多さなど、気になる点が残っているのも事実です。
ただ、メダロットシリーズ全体に目を向けると、今後に期待できる動きもあります。
日本では、家庭用ゲーム機向けの新作『メダロット カードロボトルRB』が登場しました。また、『メダロットS』についても、英語版となるグローバル版の展開が予告されています。
こうした動きを見ると、メダロットというシリーズが、今後どのような形で広がっていくのか気になりますね。
もちろん、これだけでシリーズの将来が約束されたわけではありません。それでも、新しい作品や海外向けの展開が続いていくことには期待したいです。
個人的には、今後のメダロットには、スマートフォン向けの作品だけでなく、家庭用ゲーム機向けの新作にも力を入れてほしいと思っています。
そして、メダロットならではのパーツカスタマイズや、自分だけの機体を作り上げる楽しさを、現代のゲームとして改めて味わえるようになったらうれしいですね。
9. 英語版で遊ぶことで、海外のファンとの交流も生まれた
最後に、私自身が本作をプレイするうえで感じている、もう一つの楽しみについて触れておきたいと思います。
それは、英語版でプレイすることによって、海外のメダロットファンと交流できるようになったことです。
現在は、せっかく英語に対応したということもあり、英語表記でプレイしています。
英語版では、キャラクターの名前が日本語版とは異なっていることもあります。
変更された名前の中には、なるほどと思えるものもあれば、「どうしてこの名前に変更したのだろう?」と疑問に感じるものもあります。
ローカライズによって固有名詞が変更されることは珍しくありませんが、シリーズに長く触れていると、どうしても日本語版の名前と比較してしまいますね。
それでも、こうした違いを自分なりに整理しながら遊ぶことも、英語版ならではの楽しみだと思っています。
そして何より、英語でプレイするようになったことで、X(旧Twitter)などを通じて、海外のメダロットファンとコミュニケーションを取るきっかけが生まれました。
日本と海外では、遊んできた作品や知っているキャラクターに違いがあることもあります。それでも、同じシリーズが好きだからこそ、話題を共有できることがあるんですよね。
ゲームの評価とはまた別の話になりますが、こうした交流のきっかけができたことは、私にとってうれしい出来事でした。
まとめ:遊びやすさは向上。それでも、メダロットらしい新作を待ちたい
『メダロットサバイバー』は、コントローラー対応や各種機能の改善によって、少しずつ遊びやすくなってきた作品だと感じています。
私自身も、以前より気軽にプレイできるようになり、キャラクターの育成や編成を試す楽しみを感じています。
また、英語対応によって海外のファンと交流するきっかけが生まれたことも、本作の良いところです。
一方で、メダロットシリーズの大きな魅力であるパーツカスタマイズが十分に生かされていないことや、広告の多さなど、不満に感じる部分も残っています。
ゲームとして遊びやすくなってきたことは評価しつつも、やはり私は、メダロットならではの遊びをもっと楽しみたいと思っています。
自分でパーツを組み合わせ、試行錯誤しながら機体を作り上げ、相手に合わせて戦略を考える。
そんなメダロット本来の魅力を、現代のゲームとして存分に味わえる新作が登場してほしいですね。
今後のメダロットシリーズがどのような展開を見せてくれるのか、引き続き期待していきたいと思います。
