保護猫ジャーナル|caTravan《キャラバン》
ブログをご覧くださりありがとうございます
公式サイトでは保護猫インタビューを公開しています
୨୧┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈୨୧
こんにちは、Mya~noです。
昨年受験した公益社団法人日本愛玩動物協会が実施している、愛玩動物飼養管理士(Pet care advisor)2級を受けて<後編>になります。
<前編>はこちら。
Mya~noが愛玩動物飼養管理士2級の試験勉強をして印象に残ったこと3つ
動物愛護の困難と努力の歴史を知れた
日本の動物愛護の法律の基本が知れた
動物の身体の仕組みをより身近にイメージすることができた
具体的に振り返ってみたいと思います。
動物愛護の困難と努力の歴史を知れた
動物は魂がないから、単なる機械と一緒。
400年前、哲学者デカルトは「動物機械論」を唱えたそうです。
当時の動物、家畜を取り巻く環境は衝撃的なものだったそうで……
そこから欧米を中心に様々な人たちが色々な立場やタイミングで行動を起こし、少しずつ考え方が変わっていったことを学びました。
現在も、動物愛護にまつわるあれこれがとてもとても発展途上だとしても、今現在一般化している動物の権利も、数百年にわたって様々な立場の人の献身的な行動が紡いでいった成果なんですね。。
今の環境が不十分だということに目がいきがちですが、ここまで繋いでくれたのも人間の力。それを知ることができたのは自分にとってとても大事なことに感じました。
日本の動物愛護の法律の基本が知れた
動物愛護法の正式名称をご存知でしょうか?
「動物の愛護及び管理に関する法律」といいます。
私は勉強するまで知りませんでした
保護猫のタイムラインでは、「愛護」に関する制度の至らなさが強調されがちですが、法律の構造としては、動物を使用するための社会的ルール、「管理」が確かな柱として位置づけられています。
つまり、動物嫌いの<人>もいる社会で、きちんと共存していけるようにという配慮が法律の柱でもあるんですね。
社会に定着させていくために、大きな流れとしては、反対側の考えも尊重し、バランスをとって進んでいってるんだな、ということを感じました。(当たり前のことなのですが……)
それと、虐待などに関する各種罰則についても具体的に知ることができたのも大きかったです。
私はどちらかというと、愛護法は足りない、とずっと先入観をもっていたのですが、実際どんな罰則があって、どういう風に法律を利用できるかについて知ろうとしたことはありませんでした。
たとえば動物愛護法では……
愛護動物をみだりに殺し傷つけた者は、2年以下の懲役か200万円以下の罰金
(44条)
とあります。
この条文については、連日話題になっているワンちゃん散歩中の虐待疑惑のように「みだりに」という部分が司法判断の際の逃げ道になる可能性もあるそうです。
ただ、もしも自分がそういった事柄に出会った時に、この法律内容が頭にあるかどうかで、行動は変わってくるなと思います。
漠然とではなく、そこを明快に知ることができたのは自分にとって収穫でした。
動物の身体の仕組みをより身近にイメージすることができた
モフモフでかわいい毛皮の下で、皮膚や筋肉や神経や内臓組織があって、呼吸したり、食べ物を食べて消化して排泄したり、血管が流れたりして、奇跡的に生きている。
モフモフでかわいい毛皮の下の、そんな身体の仕組みの概要をイメージできたことがとても有意義でした。
基本的には、人間の身体の仕組みと同じ働きをしているので、試験の教本では、そういう目線で学んでいきます。
なんで腎不全が命に関わるおおごとなのか、腎臓と一言で言っても、どれだけ繊細な動きの積み重ねでこの子たちが生きているのか……
個人的には、自分の身体への自覚も含めて、この試験で一番勉強になったかもしれません。
またまた長くなりました。法律や歴史への気づきは、言葉足らずのことが多々あり、でもこの気づきを流してしまうのはったいないかも、と思い、なんとか言葉に紡いでみました。
最後まで読んでいただきありがとうございました
〜おまけ〜
あれから3ヶ月。この子もすっかり落ち着いてお膝から、このブログ書きに付き添ってくれました
୨୧┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈୨୧
保護猫ジャーナル|caTravan《キャラバン》
インタビュー公開中
http://catravan.fun/