久しぶりに会う友達と久しぶりに韓国料理を食べに行った。

場所はWoomiokというお店。

いつも行く日本のスーパー、ニジヤの3軒隣の店。

いつも目にしていたのに、入るのは今回が初めてだった。

 

コンボイというエリアには、日本や韓国のスーパーが何軒もあり、アジアのレストランやスイーツのお店が軒を連ねている。

サンディエゴのリトルアジアとでもいうエリアだ。

焼肉レストランや韓国家庭料理の店も沢山あって、人それぞれ、贔屓の店がある。

スンドゥブの美味しいお店、ビビンバの美味しいお店など、食べたいものによって行く店を選ぶこともあるかもしれない。

 

もう日本には5年も帰っていないから状況は違っているかもしれないけれど、日本ではイタリアン、フレンチ、インド、中華など、安価で美味しいものが食べられるのに、ベトナム、韓国、フィリピン、メキシコの料理を出す店はあまりなくて、ここサンディエゴの方がずっと手軽に美味しいものが食べられるし食材も手に入りやすい。

 

日本では焼肉屋さんに行くことはあっても、韓国のおかずがずらりと並ぶようなお店には行ったことがなかった。

家庭料理というか、お母さんの味というか、ホッとする韓国料理店。

 

 

何を頼んでももれなく運ばれてくる韓国惣菜のお皿。

白米にこれらをのせて食べるだけでも、半分くらい満足してしまう。冷たいトウモロコシのお茶などが出てくるとさらにしみじみ。

 

 

今回、私は辛い冷麺とカルビのセットを注文した。

友達は普通の冷麺とブルコギのセット。

 

両方とも普通に一人前の量だったので、2人前分くらいの食事。

冷麺には真っ赤な唐辛子のソースが絡んで、その上に大根やきゅうりの薄いスライスがのっていて、ほんのりとした甘みと爽やかさを添えている。

辛いのだけれど、冷たくてサッパリしていて、細い麺がもっちりしていて、喉越しがいい。

カルビは、味付けがしっかりしていて、焼き方もちょうどよく、何よりも肉がしっとりして良い肉だった。

 

質のよくない肉を市販の甘辛いタレで和えたようなのを出す店とは違って、クオリティの高い素材を使っているのだと思う。

お惣菜にも満足。

ただ、白いご飯だけが、イマイチだった。

値段は、このセットで35ドル。ちょっと高いかなと思ったけれど、量と質が料金に見合っているので、それだけ払う価値はあると思う。

 

このあとは、ニジヤで抹茶のムース、プリン、柏餅、ミルフィーユなどを友達が沢山買ってくれた。

友達にうちに来てもらって、お茶を淹れて、スイーツを2人で次々に平らげながら、何時間もおしゃべりをした。

 

そういえば、韓国冷麺の美味しさを教えてくれたのもこの友人だった。

それまでは、あんなゴムみたいな麺のどこが美味しいのかわからなかったのだけれど、彼女が半分シャリシャリに凍ったスープに、サッパリしたキムチ、ゆで卵などをのせた冷麺を作ってご馳走してくれた時、その喉越しと胃に沁みいるような美味しさに(その時二日酔いだった)体が目覚めるような気がしたのだった。

 

次に会うのは、また数ヶ月後なのだろうけれど、一緒に美味しいものを味わって、沢山喋って笑って、晴れた日の土曜日を彼女と一緒に過ごせてとても幸せだった。