キングタイド〜大潮〜 | ケンブリッジ生活・サンディエゴ生活

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2019年からのイギリス・ケンブリッジ生活を機にブログを始めました。2023年春からは、アメリカのサンディエゴに暮らしています。

仕事が休みの今日は、現在トレーニング中の新しい仕事の勉強をみっちりと一日しなくてはいけなかったのです。

が、、、、、、。カレンダーに丸がつけられた今日は、大潮の日!!!

引き潮の時間に合わせて、娘といそいそとビーチへ出かけました。

 

見事に潮が引いて、いろんなところに潮溜りが出来ています。

 

結構、たくさんの人がやってきていました。

潮溜りに取り残された、小魚、エビ、貝、ナマコ、ウミウシ。

イソギンチャクや、不思議な形の生物を人々は興味津々で眺めています。

海鼠を手にして、写真を撮りあったりしていて、海洋生物学オタクみたいな人たちもいます。

 

かといえば、テーブルと椅子をセッティングして、この大いなる引き潮の景色をワインを飲みながら楽しんでいるカップルもいたり。

 

普段、見かけることのないヒトデもいました。

内側が虹色の大きくて綺麗な巻貝もあります。貝殻だけのも、生きているのも。

 

娘と私が探しにきたのは、アワビの貝殻です。

前回の大潮の時に、娘がとても美しいのを拾ってきて、私も見つけにきたくてたまらなかったのです。

 

海藻が時に足をすべらせる、石ころだらけのビーチを歩きながら潮溜りを覗き込んだり、巻貝を拾い上げて眺めたりしていると時間がどんどん過ぎてゆき、太陽は水平線に近づいてゆきます。

気がつくと、ずいぶんと遠くまで歩いてきていることに気づきました。

それでも、やめられない宝探し。

 

 

潮も満ちてきたし、暗くなってきたし、もうずいぶん遠くまで来てしまったし、帰ろうということになりました。

 

帰る途中で拾った貝殻。

写真ではわかりにくいかもしれませんが、青や緑の混じった綺麗な色。真珠のような海からの美しい贈り物。

 

 

太陽はもう水平線に沈みました。海辺の街の灯りもつき始めて、キラキラと群青色の空気の中で輝いています。

せっかくサンディエゴに住んでいるのだから、もっと海辺で過ごそうと今回思いました。

 

ところで、もうすでに家には貝殻がいくつかあるのですが、ちゃんと役立っています。

石鹸入れにしたり(穴が空いているのでちょうど良い)

 

アクセサリーをちょっと置いておいたりする時に使っているものもあります。

 

この貝が、サンディエゴのお店で売られている場合は、セージを焚く時のいれものとしてのことが多いです。

この辺りでは葉巻のような形になったセージの葉の塊に火をつけると、場を清めることが出来ると信じられています。

それが、ニューエージのものなのか、インディアンの伝承なのか、詳しいことは知りませんが、スピリチュアルな理由でセージを焚く時に使われるのが、この貝殻なのです。

 

せっかく、大きくて美しい貝殻を拾ったので、そのうちに野生のセージを摘んできて、乾燥させて、この貝殻の中で焚いてみようかな。なんて、考えています。