シュトゥットガルトへ来て、初めて聞いた言葉。
それはSwabianという言葉で、この南西ドイツの地方を指すのだそう。
近くにあるショッピングモールにもこの言葉がついているし、この土地独特の食べ物にももちろん使われている。
そんなSwabian FoodにSpatzleというパスタのようなもの。それからMaustaschen というラビオリに似たものがある。Spatzleはどこのクリスマスマーケットでも見かけるので、もう3、4回は食べている。
一番美味しかったのは、シュトゥットガルトのクリスマスマーケットで食べたものだった。
大きなチーズで出来た鍋状のものに熱々のこのSpatzleを入れて溶けたチーズを削って混ぜてゆく。
そして、キャラメライズされた甘いオニオンがのせられたお皿が渡された。
もちもちのパスタにとろとろのチーズが絡んでとっても美味しい。
同じお店でMaustaschenも頼んでみた。
ほぼペースト状の肉とほうれん草が挟まったラビオリのような感じで、なんとも優しい味。
一口食べて、うーん。と唸ってしまった。美味しくて。
すると目の前で同じものを食べているドイツ人のカップルも、同じようにうん。うん。という声を出していて
美味しいものを食べると世界共通で同じ音を出すものなのだなあとおかしくなった。
そのあとは夫が是非とも食べなくては!と意気込んでいた鯖の串焼きの屋台へ。
ちょっと燻製のような色。これが脂がのった大きな鯖で塩気が効いている。
プラスチックのナイフとフォークで食べる。
皮のところがパリッとしていて最高。白いご飯が欲しくなった。
身長が2メートルはあるかというドイツ人の若い男の人が目を輝かせて食べている。
彼の鯖には卵が入っていた。
一緒にいるガールフレンドは一口食べて、興味を失った様子。
フランスのストラスブールの屋台で食べて美味しかったのは、マッシュルームとクリームソース。
マッシュルームはぷるんとしていて、クリームソースはキノコのダシが出ていて、最後の一滴まできれいに食べ尽くした。
それから、ポテトパンケーキも熱々で表面がカリッとしていて寒い日にぴったりのスナック。
味や食感を忘れないうちに早速家でも作ってみた。
キノコのクリームソースは、もう少しソースがスープっぽい方が良かったみたい。
Swabian Cuisineという料理本を買ってきたので、カリフォルニアに持ち帰ってSpatzle やMaustaschenにもチャレンジしてみようと思っている。