ロードトリップをしながら感じるアメリカ!
大自然のスケールの大きさや、昔からのアメリカのカルチャーを感じられる旅。
4年ぶりのアメリカの夏は夫の実家があるコロラドへロードトリップをすることを計画しました。
私は仕事の休みを1週間とり、夫と2人で月曜日の朝にサンディエゴを出発しました。
車はレンタカー。アウディのQ5。
東へ30分も走ると、もうすでに街は後ろで景色がどんどんワイルドになってゆきます。
巨石が積み上がったような山々の間を通り抜けると、だんだん景色は砂漠へ、、、、、、。
生えている植物はサボテンと野生のセージくらい。
そのうち植物もなくなって砂の砂漠になりました。
広い道、地平線までの砂漠、あるいは荒野を走ります。大きなトラックや大自然の中を長々と貨物のコンテナーを連ねて進む鉄道を眺めていると、でっかい国なんだなあとつくづく感じます。
こんなに延々と続く荒野に鉄道を敷いた人たちがいる。道路を作った人たちがいるということに驚きます。
家を出てから3時間。そろそろアリゾナ州。お腹が空いたので、現れた小さな町のマクドナルドに立ち寄ることにしました。
荒野の中、ポツンと現れた街。ベージュの建物。青い空。乾いた熱い風。
アリゾナに入ると、今度はアリゾナとカリフォルニアの境を北上し、レーク・ハバスという人口のダムのある比較的新しい街へ向かいました。
乾いた砂漠の中に、青々とした人口的な川が流れ、新しい建物ばかりが並ぶハバス市。
なんと、ここにはロンドンブリッジがあるのです。
ロンドンブリッジは何度か建て直されているのですが、その取り壊されたロンドンブリッジをそのまま移したものが、このアリゾナの人口的な街にあるのは、なんともシュールな感じでした。
外の気温。44℃。
吸い込む空気も肌で感じる空気も熱く乾いていました。
この砂漠の中の人口的な街に住む人たちは、一体どんな生活をしているのだろうと不思議に思います。
他のアリゾナの街やニューメキシコや、ナバホ居住地を通り過ぎる時にも、それは感じました。
この日は、その後ルート66のキングスマンという街を通り過ぎ、フラッグスタッフという少し標高の高い街に泊まることにしました。
乾いた風に吹きさらされた大地に人々はダムをつくり、街をつくり、ロンドンブリッジまで移築し、人口的なオアシスが存在しているのですが、それでも、そこはもし何かがあればあっという間に荒野の一部になってしまいそうな、なんだか儚い感じがしました。
つづく。