最近我が家のメンバーは、それぞれ、いろんな国で全然違うものを食べている。

夫からプレッツェルとビールの写真がドイツから届いたかと思えば、その頃、娘はメキシコシティでソペスを注文しており、息子と私はサンディエゴで、ベトナミーズサンドイッチを食べているといった具合。

 

今日は、メキシコから帰ってきたばかりの娘が遊びにきてくれた。

持ってきてくれたのは、娘の知り合いの手作りのTamalesや、店で買ってきたTlacoyos, Empañadas など。

Tamalesは、酸味のあるサルサベルデ(緑のソース)とチキンの入ったものだった。

Tamalesとはラードとマサ(コーンの粉)を混ぜたもので具を包み、乾いたとうもろこしの皮でちまきのように巻いて、蒸してある食べ物。本来はお正月だとか、お祭りだとか特別な時に食べるものだったらしい。

中の具は、いろんなバリエーションがある。

このマサはふわっとして軽く、かつほのかにコーンの粉の香ばしさがあって、パクパクと何個でもいけそうだった。

サルサベルデは、トマティーヨという緑色のホオズキに似た野菜を使って作る。爽やかな酸味がクセになるソースだ。

 

この右側のものはTlacayosというもの。初めて食べた。

厚いトルティーヤに包まれているのは、白いパサっとしたチーズとからし菜のようなものだった。

とても素朴な味。

 

サンディエゴにはメキシカンが多く暮らしているので、メキシコ料理は身近だけれど、娘の話を聞いているとバラエティの幅が違うし値段も安い。やっぱり本場で買い食いをしてみたいなあと思った。

娘の撮ってきた写真を一緒に見た。

街並み、古いカソリックの教会、田舎の人々の暮らしぶりは私が昨年ひと月かけて歩いたスペインのものととても似ていた。

でも、やっぱりヨーロッパとは違う独特の文化が中南米にはあるのだろう。

行ってみたいな。

 

でも今は旅に出られる状況でもないので、とりあえずはスペイン語でも勉強することにして、将来の旅に備えることにしよう。